動画編集をこれから始めようと考えている方や、無料の動画編集ソフトからステップアップしようと思っている方の選択肢に必ず上がるのが、この「Wondershare Filmora X(ワンダーシェアーフィモーラテン)」です。
動画編集ソフトの最高峰であるPremiere Proが月額課金かつ高価である一方で、「Filmora X」は年間プラン(1年間)と、永続ライセンスがあり、永続ライセンスでも10,000円以下で購入でき比較的安価のため、購入を迷われている方が多いと思います。
ここでは、「Filmora X」の特徴やメリット・デメリットから、どういった方に「Filmora X」がおすすめかを解説してきます。
具体的な導入方法は以下を参照してください。

目次
Filmora Xの特徴
動画編集ソフトである「Aviutl」と「Premiere Pro」をこれまで使用してきましたが、画面がシンプルで非常に見やすく、基本的な機能はしっかりサポートされているので、初心者におすすめです。
一方で、高度な編集機能や特殊なエフェクトなどもしっかりサポートされていますが、一部有料で購入が必要なものもありますので注意が必要です。
Filmora Xでできること・できないこと
「初心者におすすめ」「基本機能はサポート」「高度な編集ができない」では、「Filmora X」を使用すると、どのレベルの編集ができて、どのレベルを目指す際には、「Filmora X」だと心もとないのかをイメージできないかと思いますので、以下のサンプル動画を見てみてください。
Filmora Xでできること
基本性能といっても、みなさんが目にする一般的な動画のクオリティや演出については、簡単に対応可能です。
さらに詳しく知りたい方は以下もチェックしてみてください。

画面分割
かっこいい動画の演出でよくある画面分割などがテンプレートから分割イメージを指定するだけで簡単に実現できます。
むしろ、AviutlやPremiere Proで実施する場合は、プラグインの導入やカット座標の指定などが必要なので、非常に細かいこだわりを表現できますが、非常に面倒です。
クロマキー合成
グリーンバックを利用してクロマキー合成していますが、緑色だけでなくその他の色を指定することも可能で、簡単に背景を合成することができます。
動画エフェクト
プラグインの導入なしで、始めからかっこいいトランジション、フィルター、モーションなどが入っているので、エフェクト面で困ることはないと思います。
YouTubeのOP動画制作
例えば、以下のようなYouTube動画を簡単に作ることができます。
Filmora Xでできないこと・できるけど難しいこと
動画編集と聞いて一般の方が思いつくような表現については、「Filmora X」で十分対応可能です。
できなこと・できるけど難しいこととしては、例えば以下のような動画処理があります。
カラー分離
商品訴求動画制作の依頼を受ける際に、よく相談される表現で、特定のオブジェクトのみハイライトします。
プルフォーカスエフェクト
通常「ぼかし」表現は映像を撮る際にカメラ側で処理しますが、撮影済の映像を動画編集ソフトで処理して「ぼかし」を入れたりすることが可能です。
「Filmora X」でも処理可能ですが、オブジェクトとの境界があいまいな動画などは非常にやりづらく現実的ではないです。
価格
「Filmora」には、年間プラン(1年間)と、永続ライセンスの二種類があります。
年間プランは1年後に更新をかけないといけませんが、永続ライセンスは買い切りタイプですので、一度9,980円を支払えば、追加料金不要で永続的に使用することができます。
個人的には年間プランに3,000円追加するだけで、永続ライセンスになるため、永続ライセンス契約一択かなと思っています。
Filmoraシリーズの動画編集ソフトは「Filmora X」の他に「FilmoraPro」もあります。
一般的な動画編集するのであれば「Filmora X」で十分かと思いますが、より高度なテクニックを!という方は「FilmoraPro」と比較してみるのもいいかもしれません。
どちらか悩む方は以下が比較として非常にわかりやすいので参照してみてください。
価格については、以下の公式サイトからご確認ください。
まとめ
基本的な機能は十分備わっており、永続ライセンスで安価で安心な動画編集ソフトとしては、「Filmora」が最適解です。
微細な修正までこだわるプロ級のクオリティを求めているわけでないのであれば、動画編集をこれから始める方にもおすすめです。
また、無料ソフトの「Aviutl」と迷われている方はこちらも参照してみてください。
