NE-BS1400 レビュー|特徴比較・口コミ・パナソニックのスチームオーブンレンジ

毎日忙しいけど、ごはんは手作りしたい。

いつもできたてのおいしさで、家族を喜ばせたい。

「10分でちゃんとごちそう」をキャッチコピーに、時間のかかる煮物や蒸し物も、鍋やせいろ代わりに使えて時短。

火加減の調理が難しい、焼き物や揚げ物も、おまかせ調理、準備も片付けも手軽。

1台4役こなして、料理の楽しみを広げるレンジ、パナソニックのビストロシリーズの最上位モデル「NE-BS1400」をレビューしていきます。

NE-BS1400とは

NE-BS1400(パナソニック)
庫内容量(サイズ)
(5.0)
グリル性能
(5.0)
スチーム性能
(5.0)
オーブン性能
(5.0)
レンジ性能
(5.0)
その他機能
(3.0)
コスパ
(3.0)
総合評価
(5.0)

1台4役、料理の楽しみを広げるレンジであるビストロシリーズの最上位モデルです。

今回は、各社の同クラスのスチームオーブンレンジである以下を各項目毎に比較していきます。

グリル機能

大火力極め焼きヒーターとビストロスピードグリル皿で、表面を裏返さずに両面をこんがり焼き上げることができます。

そして、下ごしらえして冷凍した食品を回解凍せずに凍ったまま焼き上げる「凍ったままグリル」機能も搭載しています。

レンジ・ヒーター・スチームの合わせ技で、外はこんがり、中はふっくらした状態でパンを温めたり、トーストを焼き上げることができるのは、このクラスの機種になると当たり前のように搭載されています。

この機種の大きな特徴は、なんといっても「下火」があることです。

他社では上火を循環させることで、ひっくり返さずに両面を焼き上げるのに対し、パナソニックの「NE-BS1400」は下からもマイクロ波を使って焼くので、グリル機能を使ったときにありがちな表面は焼けているけど、裏側はべちゃべちゃということがありません。

例えば、東芝の石窯ドーム「ER-RD7000」は、下火がなく循環式なので、しっかりと取扱説明書通りに使用しないと裏面が生焼けになることが多々あります。

スチーム機能

蒸し器のようにふっくらヘルシーに仕上げるスチーム機能も優れています。

調理に応じて低温のスチームから高温の過熱水蒸気まで、量、そして噴射のタイミングを細かく自動でコントロールしてくれます。

同時にグリル機能も動作させることができるので、餃子のような「蒸す」と「焼く」を行わなければいけない料理もワンタッチで調理することができます。

スチーム機能については、各社似たり寄ったりで、スチーム機能で比較しても大差がないのが現状です。

この機種も含め、通常の過熱水蒸気を使った調理は、スチームやヒーターを組み合わせた調理となりますが、シャープの「AX-XW400」については、ヒーターなどの力をっ使わずに、最初から最後まで過熱水蒸気オンリーで調理することができます。

そのため、よりヘルシーに調理することが可能なのですが、どれほどの違いがあるのかは未知数です。

ちなみに、「AX-XW400」とパナソニックの「NE-BS1400」の過熱水蒸気を使った鶏の照り焼きを食べましたが、仕上がりや味の違いはわかりませんでした。

オーブン機能

様々な料理に対応するオーブン機能も充実しています。

低温80℃から高火力300℃まで対応しており、二段調理もできるので、ロールパンなら一度に24個焼くことができます。

オーブン機能については、東芝が最も優れていて、このクラスのスチームオーブンレンジは最高300℃調理が一般的ですが、東芝の「ER-RD7000」はなんと350℃まで上げることができます。

最高温度350℃で調理できるだけでなく、最高温度が高いことで、予熱の時間が大幅に短縮されたりします。

特にパンを焼き上がりが温度に大きく左右されるので、パンを焼くことがメインの人は、東芝の機種をおすすめします。

ですが、一方で通常のオーブン機能を使った調理には、オーバースペック気味なので、東芝の弱いグリル機能とどっちを取るかが悩みどころかもしれません。

レンジ機能

高精細の64眼スピードセンサーで正確でムラの無い解凍ができます。

素材によって加熱時間はまちまちですが、焼けてしまうことなく、すぐに調理が開始できる状態に解凍してくれます。

スチームオーブンレンジといえど、各家庭で一番利用する機能は、このレンジ機能なので、ここの性能がユーザー満足度に大きく影響する部分になります。

結論からいうと、最も精度が高いのは東芝の「ER-RD7000」でしたが、高さのある食材や容器に入れた場合に精度が落ちる、一方でどのような場合でも精度良く測定できるのがパナソニックの「NE-BS1400」という結果となりました。

パナソニック(NE-BS1400)

・シングルセンサー

高精細・64眼スピードセンサーを使用しています。

他社が複数のセンサーを組み合わせている一方で、パナソニックのこの機種は、赤外線センサーオンリーです。

ですが、食材の温度を直接測定できる赤外線センサーを0.5秒毎に温度を測定し直しているので、加熱ムラが少ないのが特徴です。

日立(MRO-TW1)

・ダブルセンサー

食品の表面温度を測る赤外線センサーと食品の重さを測る重量センサーを備えています。

重量センサーと組み合わせたものは、この日立(MRO-TW1)のみです。

ですが、重量センサーは容器の重さと食材の重さをわけることができず、誤差が出やすいセンサーです。

かつ、他社の赤外線センサーは方式は異なれど、庫内全体をセンシングするのですが、日立の赤外線センサーは中央付近がメインで全体をセンシングするのが苦手です。

大きな食材を中央に配置する場合については、誤差はほとんどありませんでしたが、庫内全体に複数の種類の食材を配置した場合に誤差がかなり大きくなりました。

シャープ(AX-XW400)

・ダブルセンサー

「赤外線ムーブセンサー」で庫内の食材の温度全体を測定し、加熱が始まってからは、「温度センサー」を使用して、庫内の温度を測定してながら食材の加熱時間の微調整をします。

赤外線センサーは正確に食材の温度を測定できるのですが、加熱開始から温度センサーに切り替わってしまうので、誤差がどうしても出てしまいます。
※庫内温度=食材温度とはならないため

東芝(ER-RD7000)

・ダブルセンサー

1025ポイントの赤外線センサー(1024箇所+中央1箇所)と、温度センサーで署品や庫内の温度を検知します。

スペックだけを見ると、他社と比較して最も優れているのですが、センサーの位置が庫内の中の比較的下についているので、平たい皿にのせた食材を温めるにはすばらしい精度で温めることができるのですが、コップにはいった牛乳を温めるなど、少し高さがでる容器にいれると、途端に精度が落ちてしまいます。

残念なのところ

他社の同クラスと比較して、最もおすすめしたい機種ではありますが、残念なところも当然あります。

■静音性

ドアの開閉時にきしみ音がちょっと気になります。

個人差にも当然依るかとは思いますが、2018年6月に発売される次の機種「NE-BS1500」では「ソフトダンパー機能」で対策がされたので、メーカー側も承知の仕様かと思います。

また、連続して自動調理を使う場合、従来庫内の温度が下がるまで時間がかかっていましたが、「庫内を冷ますコース」機能が追加されたので、次の自動調理への待ち時間が減りましたが、その間の音はけっこううるさいです。

他社の機種と比較して、機能自体は優れているのですが、この音は比較的大きいように感じます。

■手入れ

従来の機種では天井面に熱線があったので、手入れが難しかったのですが、この機種はフラットになり掃除が格段にしやすくなっています。

天井部の素材がザラザラしているので、キッチンペーパーなどで掃除しようとすると、庫内にキッチンペーパーが擦れた粉ようなものが付いてしまいます。

■タッチパネル

他社のタッチパネルはアニメーションがついておらず、キビキビ反応するのですが、この機種はタッチした後に軽いアニメーションがついていて、人によっては多少イライラするかもしれません。

タッチパネル自体の反応は良好ですが、次のメニューに移行する際に、ほんの一瞬待たされるので、現物を触ってみて気になるかどうかは、確認しておいた方がいいでしょう。

■アルミホイルが使えない

他社とは違って、クッキングシートを使うことができる一方で、アルミホイルは使えません。

シャープのAX-XW400ではアルミホイルが使えるので、料理の幅は広がります。

まとめ

東芝の「ER-RD7000」の庫内温度350℃など、尖ってすばらしい機能はないものの、こんなはずじゃなかった、あれ_これできないの?、表面が焼けているのに裏面がびちゃびちゃなど、買ってから気づく残念なところがなく、これからスチームオーブンレンジを使っていろんな料理を作ってみようと考えている初心者にもおすすめの製品です。