注文住宅で予算を抑えるのに重要な3つのポイント|コスト削減方法

予算が限られている場合、プランニングの初期段階からコストを抑える工夫をする必要があります。

デザインや性能など、家族の希望の優先順位を整理した上で、次の3つのステップを検討していきましょう。

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形・間取りをシンプルにする

家の形や間取りが複雑になるほど、建築費は高くなりがちです。

シンプルなつくりにすることで、コストダウンにつなげましょう。

床面をシンプルにして外壁面積を減らす

左側はヒトマスの一辺が1mの場合、外壁の全長は18mとなるため、家の高さが5mなら18×5で外壁面積は90mとなります。

一方で、右側は同じ床面積でも外壁の全長は24mとなってしまい、家の高さも同じ5mとしても24×5で120mとなり、左側に比べて、外壁面積が3割以上も増えてしまい、その分コストアップしてしまいます。

ボックス型にして基礎面積と屋根工事を減らす

総2階の家の場合、先程の図の左では1階・2階ともに床面積は20mなので、基礎面積も20mです。
また、ボックス型にすると屋根工事は2階部分の1ヶ所のみとなります。

【ボックス型の家】

屋根の形を複雑にしない

屋根のコストも、形状が複雑になるほど高くなります。

上図の中でも「片流れ屋根」や「切り妻屋根」などのシンプルな形状を選べば、ほかの屋根よりもコストを抑えやすい。

また、勾配(傾斜)が緩やかな方が、屋根の面積は狭くなるので使用する材料が減り、その分材料費や工事費が抑えられ、コストダウンに繋げやすい。

切り妻屋根・半切り妻屋根

2つの屋根面を山形に合わせたシンプルな構造の形状。

和風・洋風どちらにも合い、勾配や軒の深さで印象を変えられる。

寄棟屋根

勾配のある4つの屋根面で構成。

4面が交わる部分の加工手間や材料費により、切り妻屋根よりも工事費は高めになる。

入母屋屋根

上部は切り妻、下部は寄棟と、2つの形状が混在した屋根。

構造が複雑になるので、手間がかかり、工事人件費が高くなる。

方形屋根

ひとつの頂点から四方へ同じ角度で傾斜した形状。

ピラミッド型に近く、屋根の下にある建物はほぼ正方形となる。

陸屋根

屋根の勾配がほとんどなく、屋上部分がほぼ平面上になっている屋根。

片流れ屋根

一方向だけに勾配があり、屋根面がほぼ1枚で構成されている形状。

シャープでダイナミックな雰囲気の外観をつくれる。

必要最低限の広さを考える

基本となる「最低限の広さ」を知ることが重要です。

「新居はどのくらいの広さにすべき」でしょうか。

例えば、家族4人で家の場合、広さの目安は延床面積32坪(約106m)といわれています。

総2階の間取りなら各階16坪となり、1階には水回りとLDKを、2階には複数の個室を配置できます。

1坪は2畳なので、畳数に換算して考えると広さのイメージがつかみやすいでしょう。

部屋を儲けずにコーナーを活用する

読書や仕事をする書斎が欲しいが、スペース的に厳しい・・・

という場合、コーナーを活用する方法がおすすめです。

例えば、リビングの一角にワークコーナーを、階段の一角にライブラリーコーナーを設ければ、書斎と同じような機能を持たすことができます。

これらのコーナーで親子が一緒に過ごせれば、楽しい会話が生まれるきっかけになるかもしれません。

【ワークコーナー(リビング)】

【ワークコーナー(階段)】

広く使うために、間仕切りは最小限に

間仕切りを減らした「オープンな間取り」にすれば、壁やドアの材料費と、工事に伴う人件費のコストが抑えられます。

部屋数が減れば、照明やスイッチ、コンセントなど電気設備の費用も削減可能になります。

広い空間を必要に応じて収納家具やブラインドで仕切るほうが、ライフスタイルや家族構成の変化に応じて対応しやすいメリットがあります。

【必要に応じて仕切ことができるように工夫】

設備・建材を精査する

我が家の暮らしに必要か見極める

カタログやショールームで設備を見ると、便利そうな機能や目新しいオプション仕様に心惹かれることもあるかもしれません。

ですが、取り入れたければ使う機会が少ない・・・

ということは案外多いかもしれません。

設備を選ぶときは、自分たちの暮らしをイメージしたうえで必要・不要を決め、迷ったときは、「標準仕様」をベースに選ぶようにしましょう。

家事の時短を助ける食器洗い乾燥機

食事の時間がバラバラで、その都度食器を洗う場合は、利用頻度が下がって、時短効果を活かせないケースがある。

入浴タイムを楽しむ浴室テレビ

入浴中に好きなテレビが見られる!と取り入れる前に、シャワーで済ませることが多い家族に確認しておきたい。

私の実家はリフォームで浴室テレビを導入しましたが、お風呂につかる時間は長くても10分程度。
10分間テレビを見たとしても十分楽しめない、ということで、もうほぼ使用せず、入浴中は防水のタブレットを使っています。

こだわる箇所にメリハリをつける

家中の設備・建材にこだわると、どうしてもコストは高くなりがちです。

コストを抑えるためには、来客も使う空間のみこだわるなど、メリハリをつけた選び方がおすすめです。

また、設備のグレードを見直すのもよい方法。

例えば、家族しか使わない2階のトイレは、比較的価格の安いタンク付きトイレに変更することでコストを抑えられます。

来客を招く1階の床のみこだわり素材を採用

使用する面積が広い床材は、商品の単価を少し下げただけでも、大きなコストダウンに結びつきます。

1階はこだわりの無垢材を使用し、来客が入ってこない2階は集成材などを使用するとよいでしょう。

壁材や天井材も同様です。

2階は価格が安いタンク付きトイレを採用

タンク付きトイレにすれば、手洗いコーナーも不要になるので、コストだけでなく必要なスペースも抑えられます。

まとめ

コストを抑える効果が高いのは、家の形状や間取りをシンプルにして、広さを必要最低限にすることです。

見積もり作成後にこれらを変えると手間も時間もかかるので、建築会社がプランニングをはじめる前に予算を伝えることがとても重要です。

それと同時に新居の優先順位を伝えれば、予算内で満足できる家を建てられるはずです。

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