一昔前まではスペックの問題でスマホで本格的なゲームをすること自体、難しかったのですが、近年ではパソコン顔負けクラスのスペックをもったゲーミングに耐えるスマホが続々と発売されています。
ここでは、スペックが最高クラスであることは当たり前として、ゲーミングに必要不可欠な要素も兼ね備えつつ、価格が抑えられたスマホである「POCO F4 GT」がゲーミングスマホとしてコスパ最高である理由について解説します。
ゲーミング要素以外のスペックも知りたい方はこちら

目次
ゲーミングスマホとして必要な要素
2022年に発売される10万超えクラスのスマホなら最新のスペックを兼ねそなえているから、ゲームに向いているかというとそうではありません。
フレーム単位の精度と反応速度が必要であるため、タッチのサンプリングレートなどを高めるためにSoCが「Snapdragon 8 Gen 1」か「Snapdragon 8 Gen 1 Plus」であることは当然ながら、長時間アクティブ状態にするための冷却性能。
どれだけバッテリーが大きくても、ゲームはバッテリーを食うので、高速充電が必須。
また、ゲーム画面に目線がいくと画面タッチがずれるので、キーを物理ボタンに割当できるか。
など、単純に最強のSoC、RAMがあればそれでいいかというと、ゲーミングスマホとしてみれば兼ね備えてほしい要素は増えます。
そして、これらの要素を満たしつつ、価格を10万円を余裕で切るのが「POCO F4 GT」です。
処理能力
2022年で最高のSoCである「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載しています。
処理能力の目安として最も一般的なAnTuTu Benchmarkのスコアですが約100万です。
計測のタイミングでスコアにばらつきがでますが、日本で購入できる端末の中でトップクラスです。
>参考:POCO F4 GTベンチマーク
比較対象として、ドコモから発売されている「Galaxy S22 Ultra SC-52C 」ですが、AnTuTu Benchmarkのスコアは80万程度です。
「Galaxy S22 Ultra SC-52C 」よりも処理能力が高いスマホを半額以下で買えてしまうというのは、さすがXiaomiといったところ。
冷却性能
「Snapdragon 8 Gen 1」は最高クラスの処理能力を発揮しますが、熱の問題を抱えています。
これは、「Snapdragon 8 Gen 1」でググると出てくるので興味がある方は検索してみてください。
そのため、熱処理を意識していないスマホの場合、ゲームを長時間遊んでいると、熱による動作制限がかかり動作が重くなったり機能の一部が停止、場合によってはシャットダウンすることがあります。
一方「POCO F4 GT」は「Dual VC LiquidCool 3.0」という2本の水冷管を使用した最新の冷却システムを採用しており、LOLというゲームを4時間実施しましたがスマホ自体が熱くなることはありませんでした。
充電速度
スマホはゲームメインの方であれど、その他の用途でも使用するのでゲームをした後にスマホを持って出かけようとした際にバッテリーがほとんど残っていなくて困った経験をした方は少なくないはずです。
そのため、ゲーミング用としてよく利用する場合は充電時間が非常に重要な要素となります。
「POCO F4 GT」は2022年で発売されているスマホの中で最高の120W充電に対応しているため、17分で満充電となります。
普通のスマホであれば17分であれば20~30%充電されるかどうかレベルです。
この給電速度は重要な要素であるにも関わらず端末の価格が高いものでも手を抜いていることが多く、18万円する「Galaxy S22 Ultra SC-52C 」でも45W給電までしか対応していないので、17分だと半分も充電できません。
物理ボタン
POCO F4 GTはゲーミング用として画期的な「Magnetic pop-up triggers」という上記の画像の人差し指のところに物理ボタンを搭載しています。
すべてのゲームアプリが対応しているというわけではないのですが、多くのゲームアプリがこの物理ボタンを使用することができるので、咄嗟の判断の際にボタンの押し間違いがほぼなくなります。
今後、ゲーミングスマホとしては必須クラスになる要素で、これを搭載していることだけでも、スマホを乗り換える理由になりえます。
実機画像
内容物一覧です。
120W充電対応の充電器と充電ケーブルがついているのはXiaomiくらいです。
開封画像です。
起動画面です。
地味にすごいクアッドスピーカー。
クアッドスピーカー搭載したスマホはこれくらいです。
物理ボタンはこんな感じです。
普段は本体に収納されていて、スライドすると物理ボタンが浮き上がってくる感じです。
カメラ画面です。
UIはこれといった特徴はなくシンプルで使いやすいです。
まとめ
今回ご紹介したスペックを中心に対抗馬となりうるフラグシップスマホと比較をまとめました。
価格が10万を超えるものはそれなりの文句のつけようのないスペックを持っていますが、ゲーミングという観点で比較すると、冷却部分が弱かったり、給電速度にこだわっていなかったりと荒が目立ちます。
POCO F4 GT | OnePlus 10 Pro | Galaxy S22 Ultra SC-52C |
Snapdragon 8 Gen 1 | Snapdragon 8 Gen 1 | Snapdragon 8 Gen 1 |
Dual VC LiquidCool 3.0 | Single VC | Single VC |
120W HyperCharge | 80W fast charging | 45W fast charging |
120Hz AMOLED flat display | 120Hz AMOLED curved display | 120Hz AMOLED flat display |
Magnetic pop-up triggers | なし | なし |
Symmetrical quad speakers | Dual speakers | Dual speakers |
64MPカメラ | 48MPカメラ | 50MPカメラ |
499€|599€ | 909€|999€ | 1,059€|1,109€ |
POCO F4 GTは現状考えるうるゲーミングスマホとしては最高クラスの仕上がりですのでゲーム用としてメインで使用される方であれば間違いなくこれ一択かと思います。
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