ローンの返済方法を選択するポイント|元利均等返済と元金均等返済

住宅ローンの支払い方法には、「元利均等返済」と「元金均等返済」があります。
元利均等返済は、毎月の利息と元金の合計額を一定にして返済します。
毎月の支出額があらかじめわかるため、家計の中で返済計画が立てやすいというメリットがあります。
元金均等返済は、返済額の元金部分が一定で、利息部分は始めは大きく、だんだん減っていくという方式です。
借り入れ額や金利が同じ条件であれば、元利均等返済よりも返済当初の額は大きいので、支払い総額が抑えられるのが利点です。
元利均等返済は、利息の負担が大きい返済方法ですが、繰り上げ返済などで支払う利息を軽減することも可能です。

将来の家計状況を予想し、余裕の持てる返済方法を選びましょう

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元利均等返済

毎月の返済額

一定額を支払う(利息と元金の割合を按分)

特徴

■返済するにつれて、元利と利息の比率が変わる。
■返済プランを立てやすい
■総支払総額は元金均等返済より多い

元金均等返済

毎月の返済額

当初は多く、利息の減少とともに減っていく。

特徴

■返済するにつれて、利息の支払い額が減っていく。
■当初の負担が重い
■総支払額は元利均等返済より少ない
■現在の支払い能力が高い人におすすめ
■フラット35、公的融資では利用できるが、民間金融機関では利用できないこともある。

ボーナスに頼りすぎのプランは危険

ボーナスの組み入れ率は、公的融資とフラット35では40%まで、民間融資は50%までと決まっています。
しかし、ボーナスの額どころか場合によっては存在すら不安定な昨今は、ボーナス返済の組み入れ率を少なめにするのが安心です。
毎月のローンを抑えてボーナス時に多く返済するプランは、一般的におすすめできません。

マイホームを手に入れると、それまでの家より広くなって光熱費が増えるなど、事前に予想できなかった家計費の変化が起こります。
ボーナスはそれらに備えるために、できるだけ手をつけずに様子を見た方がよいのです。

ボーナスをはじめから組み入れる場合は、ボーナス月の支払い上限を住宅購入以前にボーナス付きの支払い上限を、住宅購入以前にボーナスから住宅費として積み立てていた金額まで、としておきましょう。

返済期間はライフスタイルに合わせて

目安表や支払い例などを見ると、5年刻みで表示されているため、「住宅ローンはキリのいい期間でないとダメなのか?」と勘違いしてしまう人がたまにいますが、そんなことはありません。
例えば現在28歳の人が定年時の60歳でローンを完済する32年ローンというプランもあります。
その場合の金利は30年ローン金利ではなく、35年ローンの金利が適用になります。
一般的には定年時までに完済したいものですが、いつまで、何さいで完済したいかは、人によって違います。
将来のライフプランを検討しましょう。

なお、モデルルームや住宅情報誌の参考例に35年ローンが多い、毎月の返済額が少なくなるからです。
手軽にマイホームが手に入るような気持ちにさせ、購買意欲をそそるためです。

こんな返済方法もある

親子ペアローン

借入時の年齢が高いと、返済期間が短くなってしまいます。
そこで、自分の子ども(後継者)を連帯債務責任者として、ローンを引き継いでもらい、支払い期間を長く設定する親子ペアローンを選択する場合もあります。

ステップ返済

返済額がローン開始当初(ステップ期間)は低く設定されており、返済負担を軽減できるローン。ただし、ステップ期間終了後は、ローン負担が突然重くなるので、収入増が望めない家計で申し込むには注意が必要です。

夫婦でローン

共働きで夫婦でローンを支払う家庭なら、夫名義だけでなく、妻名義のローンも組むことを検討しましょう。
夫と妻それぞれに住宅ローン控除が使えるため、税金の負担が軽減されます。

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