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iTransor for LINE の安全性|実際に購入して調査してみた|異なるOS間のLINEのデータ移行

LINEの引き継ぎは異なるOS間(例えば、Android→iOS)ではトーク履歴が移行できないため、なにかできる方法はないかと調査していたところ、この「iTransor for LINE」にたどり着きました。

ただ、このソフトはパソコンにインストールするタイプで、スパムウェアが仕込まれていた場合に、パソコンの中の情報を抜かれることがあってもおかしくありません。

ネットで「iTransor for LINE 安全性」や「iTransor for LINE 口コミ・評判」などで調べて上位表示されるサイトの記事を見ても、そこで紹介されている口コミ自体がそもそも怪しく、本当に実際に購入して利用しているのか不明なものがほぼすべてでしたので、実際に購入して安全性を検証してみました。

iTransor for LINEの種類

iTransor for LINE」には「無料体験版」と「完全版」があり、目玉の機能である「異なるOS間のデータ移行」は有料版のみの提供です。

無料体験版の機能であれば、このソフトがなくても実現できるので、「iTransor for LINE」を利用するのであれば完全版を購入しないと意味がない感じです。

検証するにあたって、動作確認をするだけであれば、無料体験版と完全版の挙動は同じですので、完全版を購入する必要はありませんが、念のため、完全版で検証したいと思います。

MEMO
ソフトウェアは同じで、ライセンスコード認証に機能開放するという仕組みのため、ソフト自体は無料体験版も完全版も全く同じです。

iTransor for LINE」の完全版を購入すると、「iTransor for LINE」上では「Lifetime Plan」と表示されます。

MEMO
モザイクをかけているのは、私のメールアドレスです。

実施方法詳細については解説されている動画を見つけましたので掲載しておきます。

iTransor for LINEの提供会社

「iTransor for LINE」を提供元は、iMyFoneという「香港」の企業です。

日本の企業が提供しない便利系のソフトは中国か香港の企業が提供していることが多く、この手のソフトは結構多くためしている方かと思いますが、香港は比較的安心な部類です。

オフィスは「World Commerce Centre」に構えているようですが、いわゆるレンタルオフィスといった形での提供はしておらず、実態がある企業なので安心しても問題ないかなと思います。

MEMO
日本の企業でも、怪しい化粧品を販売している会社などは、オフィスとして登録している場所を郵便物のみ届く仮の住所(レンタルオフィスなど)で登録していつでも夜逃げできる体制を取っていたりします。iMyFoneは大丈夫そうですが、他の海外企業も同様で、レンタルオフィスを企業の住所として登録している企業は避けたほうが無難です。

企業の評価自体は、調査しましたが怪しい点は今のところなさそうです。

Wiresharkを使用して外部通信を調査

今回はネットワークプロトコルアナライザーの「Wireshark」を使用して「iTransor for LINE」が外部のサーバーへデータをアップしていないか調査しました。

Wiresharkとはパソコン(パソコンにインストールされているソフトを含む)とインターネットの通信を調べることができるソフトです。


Time(いつ)、Soruce(どのサイトへ接続しているか)など通信そのものを確認することができる非常に優秀なソフトです。

一般的な企業でも、制作したソフトウェアの挙動を確認するために使用されています。

フリーWi-Fiを使ってインターネットに接続している状態で個人情報をサイトへ登録するなと聞いたことがあるかもしれませんが、同じフリーWi-Fiへ接続しWiresharkを使用すれば、「info」のところで入力した文字列を見ることができたりするので、これが理由だったりします。

シンプルにWiresharkを使用すれば、自宅のWi-Fiがどのサイトへ接続しているかもわかるので、家族がWi-Fiを使用していれば、その家族の方が見ているサイトも簡単にわかります。

そのため、Wiresharkを使用すれば「iTransor for LINE」が外部サーバーと通信していれば、どのサーバーへどういった情報を送っているのがわかるわけです。

ソフトウェアの指定をして、3日間放置、あとはiOS→Androidへの移行処理を行いましたが、結論的にはそもそも外部への通信をしていないことがわかりました。

MEMO
起動時にアップデートの確認をしにいくことを除く

ですので、結果的には外部通信をそもそもしていないので、情報が抜かれるなどのリスクはないと考えて大丈夫かと思います。

提携メディア

「iTransor for LINE」を紹介しているメディアは以下で確認ができます。

>iMyFoneメディア評価

あまり聞いたことがないサイトも多いのですが、個人的に信頼している「engadget」も記事を書いていますし、Wiresharkの結果からも安心していいのではないかと思っています。

MEMO
「engadget」は海外のガジェットレビューサイトです。日本の評価はカカクコムなどでよく見れたりしますが、海外の評価はなかなか調査するのが難しいので、このサイトをいつも参考にしています。

まとめ

そもそも外部サーバーと通信していないので、情報が抜かれるという心配はしなくてもよいかと思います。

他のLINEバックアップツールは調査していないので、安全性の評価はなんともいえませんが、特に異なるOS間のLINE移行に困っているのであれば「iTransor for LINE」で問題ないと思います。

この具体的なやり方については、以下の記事が参考になると思います。

参考 異なるOS間のLINE移行iTransor for LINE