USBに保存していたデータは消えずに永遠に残るというイメージを持たれているかもしれませんが、フラッシュメモリという電気的な方法でデータを保存しているため、時間と共に放電していき、データを読み込むことができなくなったり、その他、様々な理由でUSBのデータが突然に消えてしまいます。
ここでは、USBのデータが消える原因と消えた際の対処方法について解説していきます。
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目次
USBメモリのデータが消える原因
冒頭に示した原因以外にも様々な要因でデータが消えてしまうことがあります。
原因1:誤削除
突然消えることはフラッシュメモリの性質上、どうしても起こりえますが、実はUSBデータが消えた原因を追求すると誤削除が最も多いことがわかります。
原因を調べる方法は後述するソフトウェアを使用すると調査できます。
誤って消したタイミングで消したことに気づけばいいのですが、多くは後から気づくことが多いので、突然消えてしまったと感じてしまう原因となります。
USB本体の障害
一口に障害といっても様々な障害がありますが、大別して物理的な障害とソフトウェア的な障害の2種類があります。
物理的な障害
USB本体が外的要因で割れてしまったり、端子が損傷してしまったりを指します。
端子の物理的な故障で読み込めなくなる場合であれば復旧の可能性がありますが、フラッシュメモリ本体の物理的な破損は普及は基本的には難しいです。
ソフトウェア的な障害
データを電子化してフラッシュメモリに保存するという仕組み上、長期保管すると放電により電子抜けと呼ばれる現象が発生します。
この電子抜けは最近のフラッシュメモリであれば、起きづらくはなってはいるものの、5年程度経過すると発生確率はぐっと上昇します。
このソフトウェア的な問題でデータが消えるのは、誤削除の次に多い原因ですが、ソフトウェア的な問題は、復旧できる可能性が最も高い故障原因です。
USBのウィルス感染
最近ではWindowsやMacのセキュリティソフト技術の向上によってかなりケースとしては少なくなってきましたが、ウィルスに感染した場合にデータが消えることがあります。
ウィルス自体はデータを消すことが目的ではありませんが、パソコン本体を遠隔操作する場合や、パソコン内部のデータを吸い上げる際に、USB内のデータを書き換えたり、無意味なファイルを大量に生成したりするため、結果的にUSB内のデータが消失します。
USBメモリから消えたデータを復元する方法
USBのデータが消える原因は様々ですが、「フラッシュメモリ本体」に「大きな物理的な破損」がない状態であれば普及できる可能性は非常に高いです。
データ復旧の専門業者へ依頼する
「USBデータ復旧」とインターネットで検索すると、上位の広告欄にUSBデータ復旧業者のサイトが表示されます。
その業者へ依頼することで、USBデータの普及ができる可能性があります。
- メリット:物理的な損傷がある場合で復旧の可能性があります。
- デメリット:時間とお金がかかる
専門業者へ依頼する場合は、フラッシュメモリの本体の大きな損傷でなければ普及できる可能性があります。
特に端子部分の損傷などであれば、USBを分解して端子からではなく、フラッシュメモリから直接中のデータにアクセスすればいいため成功確率も非常に高いことで知られています。
ただし、USBメモリ自体を業者へ送らないといけないため、手続きや郵送で時間がかかるのと、軽度の障害対応でも相場は10,000円程度かかり、それなりにお金がかかることを覚悟しなければいけません。
データ復旧ソフトを利用する
おすすめの方法はこのデータ復旧ソフトを利用する方法です。
パソコンにデータ復旧ソフトをインストールし、データを復旧させたいUSBをそのパソコンに挿して動作させます。
- メリット:パソコン初心者でも自力で簡単に復元可能、時間とお金を節約
- デメリット:物理的な損傷がある場合、復元可能性が低い
メリットとしては、数回クリックするだけで、USBのデータを復旧させることができるので、初心者にもおすすめできます。
一方、デメリットとしては、ソフトをインストールしたパソコンにUSBを挿して使用するという関係上、物理的な損傷、特に端子部分が損傷してUSBをパソコンに挿してもUSB自体をパソコンが認識しないといったケースでは利用できません。
逆に物理的な損傷ではなく、ソフトウェア的な問題でデータが消失してしまっているケースは、ほぼデータ復旧ソフトで復活させることができます。
おすすめのデータ復旧ソフト
データ復旧ソフト自体も多く出回っていますが、日本製はなく海外のソフトウェアを使わざる得ないというが現状です。
海外のソフトをパソコンにインストールすることに抵抗がある方も多いかもしれませんが、少なくとも私が使っている「4DDiG」というデータ復旧ソフトは怪しい動きも特になく、普及成功率も非常に高いのでおすすめです。
副業でデータ復旧作業を請け負っていますが、実はこのソフトを使っていたりします。
4DDiGデータ復元ソフトの特徴
USBのデータ復旧からクラッシュしたパソコンの復旧までできるソフトですが、ポイントをいくつかピックアップします。
データ消出・故障などの様々な状況にも対応可能
USBのデータを消してしまった、消えてしまったなどはもちろん、誤ってフォーマットしてしまったUSBデータの復元やパーティションの復元など「データ消えてしまった」というキーワードに関することであれば、何でもできるといってもいいくらいの機能を備えています。
様々なデバイスにも対応
何かを電子的に記録する媒体であれば、デバイスの形式によらず使用することが可能です。
例えば、以下の復元が可能です。
- USBメモリ
- SDカード
- HDD(ハードディスク)
- デジタルカメラ
- ビデオカメラなど
ほぼすべてのファイル形式に対応
復元できるファイルの形式も1,000種類以上ですので、基本的にはほぼすべてのファイルが復元できると考えても問題ありません。
これだけのファイル形式に対応しているのは、さすが「4DDiG」といったところです。
Mac・Windows両方に対応
この手のソフトはWindowsのみ対応のものが多かったりしますが、Macに対応していることも高評価ポイントです。
>Windowsはこちら
>Macはこちら
簡単な操作で復元できる
海外のソフトウェアでありがちなのは、インストールしてみたものの、英語かつ操作が複雑で使い方がわからないといったことがよくありますが、この「4DDiG」は日本語に対応していて、データ復旧は3ステップで簡単にできてしまうので、この点から初心者にもおすすめします。
具体的なデータ復旧方法については以下を参照してみてください。
ソフトの検証:USBメモリからデータを復元する
実際にこの「4DDiG」を使用方法について実例で解説していきます。
まずは、USBに以下のように「jpg」「txt」「mp4」ファイルを格納します。
そしてこのUSBを右クリックでフォーマットします。
フォーマットしたので、USBの内部データはすべて削除されました。
ここで、「4DDiG」を起動します。
私は有償版を購入済ですので、有償版の表示画面となります。
今回復元するUSBドライブ(D)を選択します。
選択すると上記画面となります。
「すべてのファイルタイプをスキャン」をクリックします。
こんな感じでスキャンが開始されます。
スキャンが終わると以下のような画面が表示されるので、「OK」をクリックします。
4~5年前に使用したUSBをこの検証として利用したので、過去に保存されたファイルを含めて256個探索で見つかりました。
USBをフォーマットして完全に削除していましたが、格納していた「jpg」と「mp3」は復元することができました。
txtファイルは復元に失敗しましたが、フォーマットをしても直前のファイルを復活させることができたり、4~5年前に保存していて消したはずのファイルも復元することができました。
まとめ
単にゴミ箱へ移動して削除したレベルの消去ではなく、USB自体をフォーマットした場合でも、多くのファイルを復旧することができました。
業者へ依頼すると、時間もコストもかかり、足元を見られて高額な復旧費用をふっかけられたりするトラブルも多いので、USBのデータが消えてしまった場合、まずは安価で手軽かつ簡単に対処できる「4DDiG」を使って復旧を試みるのがよいかと思います。
>4DDiGの公式サイトはこちら