Xiaomiが10月4日(中央ヨーロッパ時間)に、ミュンヘンで発表した次期フラグシップスマートフォン「Xiaomi 12T Pro」と「Xiaomi 12T」のスペックの違いを詳細比較します。
目次
Xiaomi 12T Pro・12Tのスペック
Xiaomi 12T Pro | Xiaomi 12T | |
価格 | 価格詳細はこちら | 価格詳細はこちら |
サイズ | 163.1mm x 75.9mm x 8.6mm² | 163.1mm x 75.9mm x 8.6mm³ |
表面処理 | Corning® Gorilla® Glass 5 front | Corning® Gorilla® Glass 5 front |
背面処理 | Anti-glare glass back | Anti-glare glass back |
カラー | Black, Silver, Blue | Black, Silver, Blue |
重さ | 205g | 202g |
CPU | Snapdragon® 8+ Gen1 – TSMC 4nm – Up to 3.2GHz, with Armv9 Cortex-X2 technology | MediaTek Dimensity 8100-Ultra – TSMC 5nm power-efficient manufacturing process |
GPU | Qualcomm® Adreno™ GPU | Mali-G610 MC6 |
ストレージバージョン | LPDDR5 + UFS 3.1 storage | LPDDR5 + UFS 3.1 storage |
ROM | 8GB+128GB, 8GB+256GB, 12GB+256GB | 8GB+128GB, 8GB+256GB |
OS | MIUI 13 based on Android 12 | MIUI 13 based on Android 12 |
ディスプレイ | 120Hz 6.67″ CrystalRes AMOLED DotDisplay -20:9, 2712 x 1220, 446 ppi | 120Hz 6.67″ CrystalRes AMOLED DotDisplay |
リフレッシュレート | -120Hz refresh rate, up to 480Hz touch sampling rate | -120Hz refresh rate, up to 480Hz touch sampling rate |
輝度 | Brightness: 500nits (typ), HBM 900nits | Brightness: 500nits (typ), HBM 900nits |
色 | Over 68 billion colors | Over 68 billion colors |
メインカメラ | 200MP wide angle camera -1/1.22″ sensor size -f/1.69, 8P lens, 85° FOV – 8K video recording, HDR10+ Video | 108MP wide angle camera – 1/1.67″ sensor size, 1.92μm 9-in-1 pixel size – f/1.7, 83.6° FOV |
広角カメラ | 8MP ultra-wide angle camera – 1/4″ sensor size, 1.12μm pixel size – f/2.2, 120° FOV | 8MP ultra-wide angle camera – 1/4″ sensor size, 1.12μm pixel size – f/2.2, 120° FOV |
マクロカメラ | 2MP macro camera – 1/5″ sensor size, 1.75μm pixel size – f/2.4 | 2MP macro camera – 1/5″ sensor size, 1.75μm pixel size – f/2.4 |
インカメ | • 20MP front camera – 1/3.47″ sensor size, 0.8μm pixel size – f/2.24, 78° FOV | 20MP selfie camera – 1/3.47″ sensor size, 0.8μm pixel size – f/2.24, 78° FOV |
バッテリー容量 | 5,000mAh battery (typ) | 5,000mAh battery (typ) |
充電 | 120W HyperCharge | 120W HyperCharge |
スピーカー | Dual speakers SOUND BY Harman Kardon Dolby Atmos® | Dual speakers Dolby Atmos® |
SIM | Dual SIM | Dual SIM |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.3 |
5G | n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n75/n78 | n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78 |
4G | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66 | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66 |
3G | B1/2/4/5/6/8/19 | B1/2/4/5/6/8/19 |
比較のポイント
カメラ
「Xiaomi 12T Pro」の特徴として全面に押し出されているものが、カメラ性能です。
200MPと現状販売されているスマートフォンの中ではこの「Xiaomi 12T Pro」以外、存在しないため、カメラ性能にこだわりたい人であれば、これ一択です。
ただし、注意点としては、スマートフォンの画面で見るレベルであれば200MPという超高解像度を実感しにくいということがあります。
こちらは、「Xiaomi 12T Pro」の200MPで撮影した写真です。
同様に50MPに落として撮影したものがこちらです。
私の使用しているサーバーの機能で画像処理が若干自動で入ってしまうのですが、言いたいことは、ほぼ画像の違いはないということ。
加えて注意しないといけないのが、ファイルサイズです。
上記の画像でいうと以下のとおりです。
- 200MP:52Mbyte
- 50MP:4.2Mbyte
そのため、通常の写真撮影の10倍程度の容量を食ってしまいます。
一方で、200MPで撮影した写真は、どれだけ拡大しても細部まで鮮明に映し出されており圧巻です。
CPU
CPUについても抜かりはなく、現状最新の「Snapdragon® 8+ Gen1」です。
「Snapdragon® 8 Gen1」は発熱問題がありましたが、「Snapdragon® 8+ Gen1」から大きく緩和されました。
また、「Xiaomi 12T」で採用されている「MediaTek Dimensity 8100-Ultra」は熱トラブルもなく安定していておすすめではありますが、ベンチマークの比較でいいうと30%程度「Snapdragon® 8+ Gen1」に軍配があがります。
バッテリー
Xiaomiといえば、超高速充電です。
「Xiaomi 12T Pro」と「Xiaomi 12T」共通ではありますが、120Wの充電スピードと5,000mAhという大容量のバッテリーを備えています。
また、120Wで充電すれば、5,000mAhと大容量のバッテリーでも19分で100%まで充電されます。
これも、自分の使用する端末の充電時間と比較いただければ19分で100%というのが驚異の充電速度だということがわかるかと思います。
Redmi Pad
「Xiaomi 12T Pro」「Xiaomi 12T」と同じタイミングでRedmi Padも発表されました。
スマートフォンとは異なり、Padタイプということで一概には比較できないですが、どんなスペックか気になる方も多いと思いますので、参考までにスペックを載せておきます。
製品名 | Redmi Pad |
価格 | 現在の価格はこちら |
サイズ | Dimensions: 250.38mm x 157.98mm x 7.05mm² |
重さ | 445g |
カラー | Graphite Gray Moonlight Silver Mint Green |
CPU | MediaTek Helio G99, 6nm advanced process – Up to 2.2GHz |
ストレージ | • LPDDR4X + UFS 2.2 – 3GB+64GB, 4GB+128GB, 6GB+128GB |
ディスプレイ | • 90Hz 10.61″ LCD display – 1200 x 2000 resolution – 90Hz refresh rate – Brightness: 400nits (typ) – Over 1 billion colors – 1500:1 contrast ratio – Built-in blue light reduction |
カメラ | • 8MP main camera • 8MP ultra-wide front camera – 105° FOV with FocusFrame¹ |
バッテリー | • 8,000mAh (typ) large battery • 18W fast charging • 22.5W in-box charger |
スピーカー | • Quad speakers • Dolby Atmos® |
Redmi Padのポイント
高性能CPU
「Xiaomi 12T Pro」の「Snapdragon® 8+ Gen1」には及びませんが、6nmで設計されたMediaTek Helio G99を搭載しています。
Androidのタブレット系の製品は、これまで「MediaTek Helio G99」レベルの高性能なCPUを搭載していなかったため、Androidのフラグシップタブレットを探していた方にはうってつけです。
没入体験
タブレットは画面が大きいことを活かし、映像を楽しむ方が多いかと思いますが、タブレットでは珍しくスピーカーを4つ搭載しています。
音にこだわる場合は、外部スピーカーと接続することが多いのですが、Quad speakerによってタブレット単体でも非常に高い音質が見込まれるため、外部スピーカー接続などの面倒な作業は不要です。
また、タブレットならではで、8,000mAhの超大容量バッテリーを備えているので、最高の環境で映画を2~3本見る程度であれば余裕でバッテリーが持ちます。
質感
スペックだけでなく質感についてもこだわり抜いています。
これだけのハイスペックなタブレットであれば、コストを抑えるためにどうしても質感を妥協してプラスチック素材でボディを構成するケースがほとんどですが、「Redmi Pad」はアルミ削り出しのボディとなっています。
上記の写真をみても品質高く所有欲が湧いてくるデザインかと思いますが、いろんな角度からチェックしたい方は以下の動画を見てみてください。
金属製のボディを採用すると重さが気になるところですが、こちらも445gとタブレットにしては軽い部類になります。
まとめ
スマートフォンタイプとタブレットタイプのフラグシップ機を他社に先駆けて出してきたなという印象です。
対応バンドから日本でも使用できるので、海外からの輸入も検討してみてもよいかもしれません。