2021年9月15日(日本時間)に発表されたXiaomiのタブレット「Xiaomi Pad5」のスペックと特徴を解説していきます。
目次
スペック
「Xiaomi Pad5」のスペックは以下のとおり
端末 | Xiaomi Pad 5 | |
ディスプレイ | 解像度 | WQHD+ |
リフレッシュレート | 120Hz | |
サイズ | 11inch (2560×1600) |
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その他 | ・DCI-P3 ・Dolby Vision ・ブルーライトカット |
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サイズ | 254.69mm×166.25mm×6.85mm | |
サウンド | スピーカー | Quad |
スピーカーサイズ | 16mm×20mm | |
その他 | ・Dolby Atmos ・Hi-Res Audio |
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プロセッサー | Snapdragon860 | ・Kryo485 ・Octa-core 2.96GHz ・Adreno640 ・7nmプロセス |
RAM | 6GB | |
ストレージ | 128GB/256GB | |
バッテリー | 容量 | 8720mAh |
その他 | 22.5W急速充電 | |
カメラ | リア | 13MP |
フロント | 8MP | |
スマートペン | 対応 | |
価格 | €299/€349 | |
製品販売リンク |
Xiaomi Pad5の特徴
海外のSIMフリー版まで視野を広げても、Androidベースのタブレットは、ローエンドタイプかスペックに対して価格が高いものしか出回っておらず、iPad一強の状態でしたが、ようやくiPadに対抗できるタブレットが出てきたという印象です。
デザインも、側面はアルミ、表面はマット加工になっており非常に高級感があり、iPadをよく研究し、同等以上に仕上げてきています。
スペックの詳細解説や、実機レビューについては、他のサイトでも細かい部分まで解説されているので、ここでは、2021年9月15日の発表会でも時間をかけて説明されていた「Xiaomi スマートペン」について解説していきます。
Xiaomiスマートペン
「Xiaomi Pad5」はネイティブで「Xiaomi スマートペン」に対応していることが最大の特徴です。
一般的なタブレットでも、市販のスマートペンを利用することができますが、ネイティブ対応していないため、反応が鈍かったり、タブレット上でスマートペンの管理(バッテリーレベルの津チェックなど)ができなかったり、機能が制限されたりと性能を十分に発揮できません。
そのため、iPad+Apple Pencil(ネイティブ対応)という組み合わせが反応も非常によく、イラスト・デザインナーのプロも利用するほどのクオリティだったため、スマートペンを使うならiPad以外の選択肢がほぼない状態でした。
Xiaomi Pad5のスマートペンは海外でも品薄で手に入りづらいため、日本で展開される際も入手しづらくなる可能性が非常に高いと思われます。
特徴
重さは12gと他社製のスマートペンと同じレベルの重さです。
便利なポイントとしては、「Xiaomi Pad5」の側面のマグネットにくっつけると充電ができることです。
Apple Pencilは本体とライトニング端子経由で接続するか専用の充電器が必要で不便でしたが、「Xiaomi スマートペン」は非常に楽です。
充電は18分で満充電し8時間動作可能、さらには60秒の充電でも20分使用可能とすばらしい性能です。
物理ボタン
「Xiaomi スマートペン」には物理ボンタンが2つ搭載されています。
下のボタンを押すとXiaomi純正のメモアプリが立ち上がり、上のボタンを押すとスクリーンショットを取ることができます。
「Xiaomi スマートペン」自体は、4096段階の筆圧に対応していますが、メモアプリは対応していません。
遅延
スマートペンとタブレットを利用する上で一番重要なものがこの遅延かと思います。
結論としては、現状アプリ毎に遅延差のばらつきが非常に大きいと感じました。
私はiPad ProとApple Pencilの組み合わせで絵を書いていますが、その遅延量と比較すると、多少の違和感はあります。
公式にコラボしているコンセプトというお絵かき、ノートアプリでは、遅延量はiPad Pro+Apple Pencilと同等クラスでした。
Xiaomiの純正メモアプリは遅延を感じるので、コラボしているから遅延が発生していないのかどうかはよくわからないところ、、、
iPad Pro+Apple Pencilは倍以上価格が異なると考えれば、十分な性能であるとは思います。
世界的にも人気が高まり品薄状態が続きていることを考えても、これからAndroidタブレットの主流となりえますので、チューニングが入り、より快適に使用できるようになることが予想されます。
価格
「Xiaomi Pad5」のスペックと同等の製品として、2021年9月15日のプレゼンでも比較対象とされていたのが、「Samsung Galaxy Tab S7」、「iPad Air」です。
使用されているディスプレイのスペックやプロセッサー、RAMといった基本的なスペックも似通っています。
上記の画像では???となっていますが、発表された価格は€299/€349(約4万円程度)と競合と圧倒的な価格において有利です。
まとめ
Androidタブレットの選択肢がほぼなかった中で、これだけスペックと価格の競争力のあるタブレットができてきたことは非常に喜ばしいことです。
また、ネイティブでスマートペンに対応していることから、今後Androidタブレットの主流となる可能性が非常に高いと思います。
「Xiaomi Pad5」を販売しているサイトのリンクは以下です。