リンゴループが起きた場合に基本対処方法をすべて試したけど解決しなかった場合の対応方法について解説します。
目次
基本的なiPhone・iPadをリンゴループから脱出する方法
強行手段にはお金が必要となるため、可能であれば基本対処で解決することがベストです。
基本的な対処を実施したかどうかのチェックを事前に実施してください。
リンゴループになるケースとしては、ソフトウェアの問題とハードウェアの問題に大別されます。
ソフトウェアの問題の場合
- 完全放電(再起動)
- iTunesからアップデート
- セーフモードで起動してアップデート
- リカバリーモードで起動してアップデート
- DFUモードにして初期化
この5つが基本的な対処方法です。
聞き慣れない言葉が使用されているので、どういった操作をすればいいのか分かりづらいかと思います。
上記のキーワードをコピペして検索し、上位にできてきたサイトで解説されている操作をまずは実施してみることをおすすめします。
リンゴループ解除ソフトを利用
個人的には、リンゴループについてはリンゴループ解除ソフトを使用する方法をおすすめします。
WinowsやMacにソフトをインストールし、パソコンとiPhoneをライトニングケーブルで接続し、リンゴループ解除ソフトを起動、数回のクリックでリンゴループを解除することが可能です。
業者へ依頼する場合と比較して、コストは半額以下かつ店舗への持ち込みも不要、自分のパソコンを使っての復旧作業となるため、プライバシーも守られます。
この手のソフトウェアは「リンゴループ 解除ソフト」と検索すると様々なソフトウェアがヒットしますが、チェックするポイントとしては、以下を注意して確認するようにしてください。
ソフトウェアの製造メーカー
Googleの検索の一番上位(広告枠)に表示されるリンク先は、広告料を支払うことで上位表示されるため、トップ表示されているかといって安心できません。
また、この手の特殊なソフトは日本メーカーの販売が基本的にはないため、海外のソフトから選定することが必要となってきます。
すると、必然的に聞いたことがないメーカーからのソフトを購入することになりますが、ペーパーカンパニーのようなメーカーも多く、購入後の動作不良などのサポートがなかったり、利用できなかった場合の返金ポリシーがなかったりと、トラブルの原因となります。
そのため、必ずそのメーカーが信頼できるか確認するようにしてください。
スパイウェアが混入していないか
製造メーカーの確認とも関連しますが、ブラウザで完結するのではなくて、パソコンにインストール場合、悪意のあるソフトウェアであれば、パソコンの情報を吸い出し外部に送信する可能性があります。
これを未然に防ぐには、信頼できる製造メーカーであるかや、念のため、インストール後に外部サーバーと通信していないかをパケットキャプチャソフト(例えば、「Wireshark」)などでチェックする必要があります。
参考までに、以下のソフトについては、私もパソコンにインストールしてみて、実際に使用してみたところiPhone13のリンゴループは解除でき、「Wireshark」で怪しい動きをしていないかチェックしましたが、特に問題なさそうでした。
Passvers iOSシステム修復
Passever iOSシステム修復はリンゴループはもちろん、ソフトウェア的に端末の挙動がおかしくなってしまったあらゆる不具合を解決することができるソフトウェアのようです。
試しに、メルカリで「起動した瞬間、りんごマークが表示され、その後、ブラックアウトする」端末を相場の半額で購入してこのソフトを使ってみたところ、簡単に復旧することができました。
このソフトの提供元は2019年に設立されたPassversという企業のソフトで、海外のレビューサイトでは頻繁に取り上げられているので、怪しい企業ではなさそうです。
私も「Wireshark」で動作をチェックしましたが、ソフトのバージェンチェックなどの通信以外が発生してないため、インストールして利用しても全く問題ないです。
公式サイトに掲載されている価格表は以下のとおりです。
一度使用してリンゴループが解除されれば、その後は頻繁に利用することはないと思いますので、ライセンス契約をどうしたらいいのか迷っている方であれば、まずは「1ヶ月ライセンス」を選んでいれば大丈夫かなと思います。
1年ライセンスを利用する方としては、例えば、せどりをやっている方が対象と思われます。
メルカリなどのを利用してリンゴループが理由で格安で販売されているiPhoneは結構あるので、それを購入し、このソフトで正常動作させてそれを転売するといった使用方法が想定されます。
その時は継続的に利用するので1年、もしくは永久ライセンスを購入した方がお得です。
ハードウェアの問題
- Appleサポートに修理依頼
ハードウェアの問題の場合は、Appleサポートへ修理依頼に出すことが基本です。
ただし、保証期間が過ぎている場合、修理費用が高額になるケースが非常に多く、できる限り安価に対処したい場合はおすすめしません。
また、ハードウェアの問題の場合は、そもそもリンゴループ自体が発生しない(ブラックアウト=端末が起動しない)ケースの方が大半のため、ハードウェア的な故障よりも、ソフトウェアの問題を疑う方が賢明です。
iPhone・iPadをリンゴループから脱出する強行手段
基本対処でNGな場合は、以下の強行手段で対処することになります。
- 業者へ依頼
この対処方法について以下で詳しく解説していきます。
業者へ依頼
目的に応じて有償で対処する業者がいくつかあります。
例えば以下のような業者です。
iPhone修理工房へ依頼する場合、リンゴループについては、10,780円~、端末が起動しない場合(端末復旧)は、32,780円となっています。
>参考:修理代金
業者へ依頼する場合のデメリットとしては、以下のとおり
- 費用が高い(安くて9,000円~)
- 店舗まで行くのが面倒・郵送の場合は時間がかかる
- 自分の目の前で修理はされる、店舗スタッフがバックヤードで作業するためプライバシーの不安がある
iPhone修理工房では、10,780円ですが、私が確認した5店舗での最安価格は9,000円~でしたので、それなりに費用がかかることを覚悟しなければいけません。
こういった業者へ依頼する場合は、店舗へ行ったとしても、スタッフが自分の目の前で作業するわけでなく、預かり修理になるため、見られたくないファイルなどがある場合は、業者へ依頼することに抵抗がある方もいるかもしれません。
また、どの店舗でもリンゴループはソフトウェア的な様々な問題を抱えているケースが多く、成功保証をしていないため、業者選定・修理依頼などの手続きをしたにも関わらず結局ダメでしたとなる可能性もあります。
まとめ
リンゴループになった場合、多くの方は諦めて新しい端末を購入している人が多いのではないでしょうか。
このソフトがあれば、リンゴループを復旧できて、さらに中のデータも消えることがないので、リンゴループに困っている方はまずこちらを試してみてください。
私の場合は、iPhone13のリンゴループを普及できたので、公式サイトの謳い文句のとおり基本はどの端末でも対処可能かと思います。
具体的なソフトの使用方法について、Passversのサイトで解説されているのでそちらを確認しながら使ってみてください。