以前よりもMNPによるキャッシュバックの金額は落ち着いてきましたが、一方で、新規事務手数料やMNP転出費用、解約費用などを無料にする事業者が増えてきたため、事業者をしっかりと選べば、MNP弾を利用して「稼ぐ」ことはまだまだ可能です。
そこで、MNP弾として多角的な観点から最適な回線をご紹介してきます。
目次
MNP弾とは
ご存知の方も多いかと思いますが、MNP弾とは、MNP(携帯電話乗り換え)によりキャッシュバックや端末の売却によって稼ぐ目的で作り出す回線のことを差します。
一昔は「au」が1回線MNPすると10万円といった高額なキャッシュバックを出しており、MNPだけで数十万を毎月稼ぎ出すことができていました。
2012年頃から、特にキャッシュバック金額が大きかった「au」へドコモやソフトバンクから乗り換える必要があったため、「au」以外の回線を大量に作る必要があり、MNP弾という名称が広く使われるようになり定着しました。
現在では、数十万稼ぐことは不可能ですが、これまで発生していた事務手数料がなくなったため、数万程度であれば楽に稼ぐことができます。
具体的な案件でどれくらい儲けることができるのかを以下で計算してみました。
【ソフトバンク】iPhone 13 miniの一括は儲かるのか|投げ売りMNPの収支
iPhone 12の一括0円収支|儲かるのか・MNP弾を利用して利益計算
iPhone SE(第3世代)の一括0円は儲かるのか|投げ売りMNP収支
MNP弾のおすすめ作成方法
昔は、ブラックリスト上等でドコモの「2in1」や「auの持ち込み新規」がMNP弾作成コストが最も安かったので(特に2in1)メインで良かったのですが、現在は一旦ブラックになると、回線運用上、大きく支障がでて赤字になる可能性が高くなるためこの手法はおすすめしません。
ブラックリストについて心配な方は以下を参照してください。
携帯MNPのブラックリスト基準|最低利用期間と短期解約リスク
さらに、これまで安全だと言われていた格安SIMでもブラックリストを採用する事業者が出てきたため、古い情報を鵜呑みにして安易に「nuroモバイル」「リンクスメイト」などを利用するのは危険です。
「nuroモバイル」「リンクスメイト」の回線はそもそも格安SIMの中でもMNP弾としてではなく、日常使いにも優れたSIMですので、今は不要でも将来お世話になる可能性が高く、MNP弾として利用してブラックリストに入ると解除が当分されないので、避けたほうが無難です。
2024年現在で、おすすめできるのは、以下のSIMです。
mineo(マイネオ)
これまでメジャーだった「NURO Mobileモバイル」や「リンクスメイト」と並んで費用は最安クラスで、MNP転出するまでの期間も最短クラスです。
実際に初月でMNPした場合の費用は以下のとおり。
項目 | 費用(税込み) |
新規契約事務手数料 | 3,300円 |
マイそくスタンダード(最大1.5Mbps) | 990円 |
SIMカード発行料 | 440円 |
MNP転出費用 | 0円 |
ユニバーサルサービス料など | 3円 |
合計 | 4,733円 |
mineoの場合も「NURO Mobileモバイル」や「リンクスメイト」のようにブラックリストに入ることが報告されていますが、報告されているのは以下の各種最安プランに加入している場合です。
- マイそくライト(最大300kbps):660円
- マイそくスーパーライト(最大32kbps) 250円
私もmineoを契約する場合はスタンダードにしていますが、これまでブラックリストに入ったことはありません。
そのため、マイそくスーパーライトと比較すると約700円ほど割高とはなりますが、無難にマイそくスタンダードを選ぶのがよいかと思います。
契約方法はここから「mineoに申し込む」をクリックして、以下のとおり選択していきます。
項目 | 選択 |
端末購入の有無を選ぶ | SIMのみを購入する |
SIM形状を選ぶ | SIMカード |
プランを選ぶ | お好きなプランを選択してOK |
5G通信オプションを選ぶ | 選択してもしなくてもOK |
タイプを選ぶ | デュアルタイプ |
コースを選ぶ | マイそく スタンダード |
通話サービスを選ぶ | 申し込まない |
これらを選択して以下のように画面下部に表示されていればOKです。
【参考】リンクスメイト
参考までにこれまで多くの方が利用してきたリンクスメイトの費用等について解説しておきます。
NURO Mobileモバイルと並んで費用は最安クラスで、MNP転出するまでの期間も、最短クラスです。
実際に初月でMNPした場合の費用は以下のとおり。
項目 | 費用(税込み) |
新規契約事務手数料 | 3,300円 |
100Mプラン申し込み手数料 | 387円 |
月額料金 (音声通話有り) | 517円 |
MNP転出費用 | 0円 |
ユニバーサルサービス料など | 3円 |
合計 | 4,207円 |
昔は「SIM削除手数料」という名称で5,000円実質解約手数料として取っていましたが、現状はなくなり、4,000円台でMNP弾を用意することができます。
詳細な解説は以下の記事を参考にしてください。
【2024年版】リンクスメイトのMNP弾費用|転出までの日数と同時申込数・コスト解説
ホームページのQAにも明確に謳っており、実際に私がMNP弾として利用した際も、解約金の請求はなかったので、安心していただいて大丈夫です。
LinksMate FAQ:退会時の清算金について
申し込み方法
ここから、リンクスメイトとの公式サイトへ飛んで「お申し込みはこちら」をクリック
「通常申し込み」を選択して、「プランを選ぶ」をクリックします。
akira
支払い方法の選択
「クレジットカード支払い」を選択します。
「LP」とはリンクスメイト内でのみ使用できるポイントです。
リンクスメイトを長期間使用する場合は、リンクスメイトをお得に使用するために活用を検討しないといけませんが、即MNP弾として利用する場合は、「クレジットカード支払い」=「LP支払い」ですので、クレジットカードからわざわざチャージしないといけない「LP支払い」は手間がかかるだけで無駄です。
プランの選択
「利用する機能を選ぶ」では、「音声通話+SMS+データ通信」を選択します。
「データ通信容量」は最安の「100MB(517円/月額)」を選択します。
SIMと端末の選択
「新規申し込み」を選択します。
また、端末は不要ですので、SIMのみ購入を選択します。
SIMカードのサイズはどれでもいいのですが、万が一、MNPの案件がなくて回線を一ヶ月分維持しないといけなくなった際の活用する可能性を視野にいれて「nanoSIM」にしておくのがいいと思います。
料金チェック
一番下までスクロールして以下のとおりになっていれば間違いありません。
転出までに要する日数
SIMカードが手元に届かずとも、MNP転出申し込みをした翌日から転出が可能となります。
届くのは郵送状況により遅れる可能性がありますが、SIMカード発送の連絡があった当日中に「MNP転出申し込み」をしていれは、SIMカードの到着が遅れたとしても、WEB上で転出が可能です。
- 一日目:申し込み、書類審査通過
- 二日目:SIMカード発送、MNP転出申し込み
- 三日目:SIMカード到着
- MNP予約番号通知、MNP転出
SIMカードの発送連絡がされれば、回線は開通しているので、MNP転出の申し込みが可能となっています。MNP予約番号通知には1日にかかるため、手続きをLinksMate(リンクスメイト)側もこちらも上記のとおり最短で行えば、四日目で転出可能です。
当月解約について
他のサイトでLinksMate(リンクスメイト)は当月にMNP弾として利用できないと解説されているサイトがありますが誤りです。
私は、LinksMate(リンクスメイト)で20回線新規契約をしてMNP弾として利用しましたが、全回線当月にMNP転出しています。
おそらく、LinksMate(リンクスメイト)を利用したことがない方が、以下のFAQを読んで勘違いされているのだと推測します。
LinksMate FAQ:当月退会について
確かに当月の「退会」はできませんが、MNPの転出は可能です。
※つまり「退会」≠「解約(MNP転出)」です。
昔、MNP弾として一番メジャーだったSo-net モバイルの「 LTE +Talk S2」にお世話になった方なら、なんとなくイメージつくのではないでしょうか。So-netもアカウントに対して、回線が紐付いているという概念でしたので、当月MNP弾として回線を発射できましたが、アカウントは翌月に別途退会する必要がありました。
■リンクスメイトの公式サイトはこちら
まとめ
有名どころなどを全部チェックしましたが、おすすめできるものは以下です。
まとめ
これまでは、MNP弾の発射費用が1万円台前半しかなく、そのときどきのキャンペーンの有無で最安が変動して、コストを下げるのがなかなか面倒だったのですが、個人的には、MNP弾として最速で転出することができ、なおかつ翌月を繰り越した際のリスクが小さく、コストも最安、ブラックリスト化も今のところない「mineo」でいいと思います
【2024年版】初回限定クーポン・紹介キャンペーンでお得になるサービスまとめ