数年間、同じパソコンを使用していると購入時はサクサク動作していたのに、だんだん動作が重く、読み込み時間が長くなる経験をしたことはないでしょうか。
ウィルスに感染したり、バックグラウンドで関係のないソフトが動作しているからという可能性もありますが、実は多くのケースでWindowsで重複ファイルがいっぱいになり、パソコンのパフォーマンスが遅くなっていることがよくあります。
ここでは、パフォーマンスが悪くなった原因と対応策について解説していきます。
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目次
パソコンの動作が遅くなる原因
パソコンの動作が遅くなる原因は様々ありますが、大きく分けると以下の3つ大別されます。
- 原因1:ハードディスク(HDD)のスペック不足もしくは故障
- 原因2:メモリ不足のスペック不足や故障
- 原因3:ごみやほこりによる冷却性能の低下
ハードディスク(HDD)のスペック不足もしくは故障
古いパソコンを使用していると、Windowsの起動に必要なファイルがHDDに保存されているものが多いかと思います。
HDDは安価で大容量にできるため、昔はHDDが主流ではありましたが、最近では、SSD(HDDよりも読み書きが早い記憶装置)でなければ、Windowsを起動したりファイル操作に時間が非常にかかります。
HDDであってもスペックの高いHDDを使用していればいいのですが、HDDのスペックにこだわらずに市販の完成品を購入していると、性能のよくないものが使用されていたりするため注意です。
>参考:HDDのスペック
メモリのスペック不足・故障
数年使用しているとメモリ不足に陥ることがあります。
購入当時は4GB程度でも問題なかったかもしれませんが、今どきであれば最低8GB、可能であれば16GBはほしいところです。
タスクマネージャーでメモリの使用率を見て、特に重い処理をしているわけでもないのに、常に70%使用している場合はメモリの増設を検討した方がいいかと思います。
ゴミやほこりによる冷却性能の低下
意外に見逃しがちなのがこのゴミやほこりによるトラブルです。
デスクトップはわかりやすいですが、CPUを冷やすファンが付いていて、空気を循環させているのでほこりがどんどん溜まっていきます。
これがある一定程度たまってしまうと、冷却が追いつかずにCPUの安全装置が働いてスペックダウンし動作が重くなることがあります。
ノートパソコンもあまり意識したことがないかもしれませんが、ファンが入っていて数年使うとほこりが溜まるので定期的に掃除をする必要があります。
パソコンのパフォーマンスを向上させるための対処方法
いくつかパフォーマンスが下がる原因を記載しましたが、とはいっても、初心者が簡単に対処できるものではありません。
実はその他にも、パソコンの動作を重くする原因があり、それは、HDD・SDDの容量が逼迫していることによる動作不良です。
Windowsアップデートなどによって溜まっていく不要ファイルや、以外に多いのが同じファイルを大量に抱えてることによる逼迫です。
不要ファイルを削除する方法
不要ファイルとして非常に容量が大きいものの代表がOSのアップデート(例えば、Windows8→Windows10した方)によるゴミファイルです。
アップデートのタイミングで自動に消去されればいいのですが、Windowsアップデートを走らせるだけでは、自動で削除されず、全く使用されない・バックアップとしても必要のないファイルが数十ギガもHDD・SDD内を占領します。
このファイルは簡単に削除できますので、これまで実施したことがない方は試してみてください。
重複ファイルを削除
意外に見逃しがちなのは、重複ファイルのよる容量の逼迫です。
例えば、パソコンにiTunesを入れて音楽を管理している方も多いと思います。
iTunesに音楽を取り込む場合、ドラック&ドロップや「ファイルを取り込む」を選択して取り込んでいるかと思いますが、これだけの作業では、もともと保存されていた音楽ファイルと、iTunesが読み込む音楽データとしてiTunesが生成した音楽ファイルのコピーと2重に保存されることとなります。
こういった仕組みのソフトウェアを使用していると、知らず知らずのうちに、2重でファイル管理をしていることがあり容量を逼迫させる原因となります。
一方で、注意しないといけないのは、コピーを生成せずにもともとあった場所の音楽ファイルを読み込むソフトもあるということです。
そのため、コピーを生成していると思って、元ファイルを消去してしまうと、お気に入りの音楽聞けなくなってしまうというリスクがあります。
そして、これは音楽だけに限らす他の動画編集ソフトであったり、パソコン上で動作するソフトごとに挙動が異なるので、一概に削除してもいいとはいえない状況となっています。
おすすめのファイル重複削除ソフト
そこでおすすめなのが、重複ファイルをピックアップして削除するソフトを利用する方法です。
重複ファイルを削除するソフトは様々なメーカーが出していますが、私が利用しているのはこの「4DDiG Duplicate File Deleter」というソフトウェアです。
4DDiG Duplicate File Deleterの特徴
- 無料で15個の重複ファイルを削除
- 精度100%で重複ファイルを検索・削除可能
- ファイル整理することで、ファイル検索も高速化
- ディスクの空き容量を確保し、パフォーマンス向上が可能
- 検索に含めるファイル、除外するファイルなども選択可能
この手のソフトは日本製はなく、海外製を利用するしかないのですが、私が有償版で使っているこのソフトの動作も検証しましたが、怪しい動きもなく個人的にはおすすめします。
有償版でなくても、無料で15個であれば重複ファイルの検索・削除が可能ですが、一度使うとわかるかと思いますが、15個で済むはずもなく、少なくとも数百、多い人であれば数千の重複ファイルがあると思いますので、まずは無償版を使ってみて、大量に重複ファイルがありそうでしたら有償版を購入することをおすすめします。
具体的な使用方法は以下で解説されています。
>4DDiG Duplicate File Deleterで重複ファイルを削除する方法
4DDiG Duplicate File Deleterの使い方
「4DDiG Duplicate File Deleter」の使い方は非常に簡単です。
まずはソフトをダウンロード・インストールした後に起動します。
起動すると以下の画面になります。
「クリックしてフォルダを追加」をクリックすると以下の画面になるので、スキャンしたいフォルダを選択してください。
次に以下の画面で「重複アイテムをスキャン」を選択します。
暫く経つと以下のように重複ファイルが列挙されます。
後は、ダブルクリックで実際の重複ファイルの中身を確認し、不要なものを選択して、右下の削除ボタンを押せば削除されます。
まとめ
パソコンのパフォーマンス低下の原因として不要ファイルが溜まっていることがけっこう多いので、心当たりのある方は、一度無料でこのツールを使ってスキャンしてみて大量に重複ファイルがあるようでしたら削除をおすすめします。
>4DDiG Duplicate File Deleterの公式サイトはこちら