動画編集を始めたいけど、何を用意すればいいの?何から始めたらいいの?っと戸惑っていませんか。
私も副業として動画編集を独学で始めたので不安を感じながら必要な機材や始め方を調べた記憶があります。
「動画編集」と聞くと何やら小難しいイメージがありますよね?
ですが、YouTubeの動画編集であればそこまで構えなくも始めることが出来ます。
またブログを始める場合と比較したら初期投資は多少必要ですが、お仕事を継続的にもらえていれば初期投資分はすぐに回収出来ます。
実際私も数万円する動画編集ソフトを購入しましたが2か月程度で代金分の収入を手に入れることが出来ました。
本記事では私の経験も踏まえてYouTube動画編集を始める時に必要なおすすめ機材を中心にご紹介したいと思います。
目次
YouTube動画編集に必要な機材まとめ
YouTube動画編集を始める際に必要な機材は非常にシンプルです。
中には必須では無いアイテムもありますが、あると色々と便利なのでご紹介しておきます。
- ディスプレイ
- パソコン
- 動画編集ソフト
- イヤホン
- 外付けハードディスク
- 素材(画像・音楽)
これだけあればYouTubeの動画編集であれば十分始めることが出来ます。
私も上記ぐらいしか機材としては持っていません。
必要な機材
本章ではそれぞれ具体的にどんな機材やデータが必要なのかについてご紹介していきたいと思います。
私の主観も入っているので異論もあるかと思いますが、参考になれば嬉しいです。
パソコン
MACパソコンの場合
MACパソコンの場合は、「MacBookPro」がおすすめです。
サイズが複数あって金額がそれぞれ異なりますが、15インチサイズのMacBookProにしていると失敗しないと思います。
13インチのMacBookProは持ち運びの意味ではコンパクトなのでおすすめですが、動画編集をする場合は少しでも画面が大きい方が作業しやすいので15インチを選択するようにしましょう。
また、 メモリは標準だと8GBになりますが動画編集用として使用する場合は最低限16GBは用意しましょう。
ハードディスクについては外付けハードディスクを別途用意する場合は最低限500GB程度用意するようにして下さい。
ちなみに500GBと具体的な数値を出した理由は外出時に外付けハードディスクが使用出来ない場合、内蔵ディスクに動画データを格納するケースがあるからです。
200~300GBだとあっという間にディスク使用量がかつかつになってしまうので、最低限500GB実装していた方が安心です。
これらの条件を満たすものは、例えば、以下のようなものになります。
なかなか高価ではあるため、快適性を多少犠牲にしても、MACでやりたいという方は、以下でもスペック的に大きな支障はないです。
akira
Windowsパソコンの場合
Windowsパソコンの場合は、各種メーカーたくさんの機種が用意されていますが、具体的にこのメーカーのこの機種っていうのは特にありません。
MACパソコンの時にご紹介した以下ポイントにCPUのスペックを意識して選ぶようにすれば大きな失敗はないと思います。
- パソコン本体:別途ディスプレイが用意出来ればノートパソコンで15インチサイズ
- CPU:Corei5が最低条件
- メモリ:16GB推奨
- ハードディスク:500GB推奨(別途外付けHDDを用意している前提)
この条件を満たして快適に動画編集できるスペックのパソコンは例えば、以下のような商品です。
WindowsとMAC・デスクトップとノートの選び方
パソコンの場合、まずは「どのOSにする?」っていう選択肢があると思います。細かいOSを含めると他にもありますがシェアの多い「MacかWindowsか?」の観点でご紹介したいと思います。もう少し詳しく紹介している記事は以下になります。
YouTube動画編集のパソコンはMACとWindowsのどちらがおすすめか解説また、「デスクトップかノートか?」という観点もあるかと思います。
個人的には拡張ディスプレイを別途持っていれば、ノートパソコンの方がおすすめです。
以下の記事でも詳しくご紹介しています。
ディスプレイ
ディスプレイについては必須アイテムとさせて下さい。
ノートパソコンの場合もデスクトップの場合も基本的にはディスプレイは1つだと思いますが、動画編集をする場合ディスプレイが1つだけだと作業効率がめちゃくちゃ悪いです。
最低限、編集画面用に1ディスプレイ確保して、その他ブラウザやファイル操作用にもう1ディスプレイは必要になりますので拡張用のディスプレイを1つ準備しましょう。
ディスプレイについては作業スペースや予算の都合によって変わりますが、出来れば以下のスペックを満たしたディスプレイを準備しておきたいです。
- ワイドタイプ
- HDMI対応
- 4K対応
- 23~27インチサイズ
その場合は、フルHDタイプのワイドディスプレイを選ぶようにしましょう。
安いもので1万円程度で高品質なディスプレイを調達することが可能です。
編集ソフト
編集ソフトも必須アイテムです。
事前に撮影した動画データを動画編集ソフトに取り込んで加工する作業が「動画編集」になります。
ポイントとしては無料の動画編集ソフト、有料の動画編集ソフトどちらを使用するのかですね。
動画編集に関してはMacとWindowsそれぞれおすすめをご紹介したいと思います。
MACの場合
Macパソコンの場合はAppleが販売しているファイナルカットプロがおすすめです。
Macパソコン専用ソフトなのでインタフェースも使いやすく、実際に有名なYouTuberも現役で使用している実績があります。
カット編集やトランジション、エフェクト等の基本的な機能はもちろん実装していますし、ノイズカットやマルチクリップなどの高度な機能もあるのでファイナルカットプロを持っていればとりあえず動画編集ソフトは問題ありません。
製品価格は36,800円になります。
少し価格は高く感じるかもしれませんが買い切りソフトなので一度購入すれば料金がかかることはありませんし、定期的に無償でバージョンアップが提供されます。
無料トライアルもありますので、一度使ってみて自分に合っているか確認してみるといいと思います。
細かなファイナルカットプロの特徴を知りたい場合は以下の記事を参照して下さい。
Windowsの場合
Windowsパソコンの場合はAdobeが提供しているPremiere Proがおすすめです。
おすすめする理由は2点ありますが、1点目は機能面が充実しておりプロの動画編集者も使用しているソフトである点です。
2点目は利用者が多いのでナレッジが多く操作に困った時もネットで調べたら割とすぐに解決策が見つかる点です。
料金プランはPremiere Proで使用する場合は月額2,000円程度です。
1年で24,000円ですね。
プロの動画編集者が使用しているので高機能ですが反面操作の難易度は高めです。
ゼロからスタートする場合は独学だと苦労すると思うので参考書で勉強したり、有料ですがオンライン動画学習サイトでPremiere Proの使い方が公開されているのでそちらを利用してみましょう。
最近ではYouTube上で操作方法を無料公開しているチャンネルもありますので学習方法の選択肢は色々あると思います。
イヤホン
イヤホンについては必須ではありませんが、編集時にあると便利です。
音質にこだわりがあるお客さんの動画編集をする場合や外出先で動画編集したいけど周囲に音を聞かれたくない時などに必要になります。
もしかしたらYouTubeの動画編集時に利用するイヤホンって高性能なモニターヘッドホンが必要かと思われている人が多いかもしれませんが、実はそんなことはありません。
一番重要なのはYouTubeを視聴する人と近い環境で音声を聴くことです。
すこし想像してみたら分かると思いますが、高性能なモニターヘッドホンを利用してYouTubeを視聴している人とiphoneに付属している2,000円程度のイヤホンを使って視聴している人はどちらが多いと思いますか。確実に後者の方が多いですよね。
高性能なモニターヘッドホンで編集してYouTubeにアップした動画を普通のイヤホンで聴くとBGMが大きく感じてしまったり、左右で感じる音量に違和感を感じてしまうといったトラブルが出る場合があります。
また、Bluetoothなどワイヤレスイヤホンで編集をするとミリ秒単位で音がズレて聞こることがありますので、編集時にミリ秒単位のズレが影響するような作業であれば注意が必要です。
個人的にはiphone購入時に付属で付いてくる「EarPods」で十分だと思います。
Appleの純正イヤホンなので決してスペックが悪いわけでも無く、iphoneを購入すれば無償で手に入れることが出来る点もおすすめポイントです。
もちろんiphoneを持っていなくてもアマゾンなどで個別購入も可能です。
外付けハードディスク
外付けハードディスクも必須ではないですが、長く続けていると必要になる時期が訪れると思います。
というのも動画ファイルって思った以上にデータサイズが大きいんですね。
動画編集者にとってハードディスクの容量確保は悩みの1つです。
動画編集ソフトで編集する時に作成されるプロジェクトファイルもGB単位で作成されますし、編集後にエクスポートする動画データ分の確保も必要になります。
例えば5分のフルHDの動画を編集した場合は出力される動画データサイズは2GBになります。
一発で編集OKになることはほとんど無く、クライアントさんから修正依頼があるとまた同じサイズ分の動画データが作成されることになります。
過去の動画データを定期的に削除する前提であれば2TB程度の外付けHDDがあれば十分耐えられると思います。
おすすめの外付けHDDはバッファロー製品です。
例えばこれ
実績・シェア数が多く信頼性が高いですし、USB3.0に対応している製品が多数販売されているので自分の用途に合った商品を購入することが可能です。
バッファロー付属のソフトでハード故障を事前に検知することも出来ます。
書き出し速度を求める場合はHDDだと多少物足りなさを感じるかもしれません。
まだ高価なアイテムですがSSDであれば速度が早いので編集時のストレス軽減が期待出来ます。
akira
外付けハードディスクの仕様をもっと理解して選定したい人は以下を参考にしてください。
【決定版】外付けハードディスクの選び方|詳細スペックやおすすめオプションも合わせて解説画像素材
素材については初めて動画編集に取り組もうとしている方の場合頭の中に「?」が出ているかもしれません。
動画編集において素材とは撮影した元データや動画に挿入する画像や記号、テロップなど各部品のことを総称して「素材」と言います。動画編集する為のデータになりますのでこれも編集時の必須アイテムになります。
ここでは無料・有料でダウンロード出来る素材サイトをいくつかご紹介したいと思います。
動画編集時に素材はそのまま使う事は少なく、ダウンロードした写真やイラストを切り取って使用することが多いです。
今から動画編集を始める場合はあまりお金を使えないと思いますのでまず無料サイトで提供される素材を駆使して編集作業に慣れるようにしましょう。無料ですが有料級の素材はたくさんありますので、宝探しをする感覚で動画に合う素材を見つけるのがコツです。
有料サイトの素材はそもそも市場にあまり出回っていない画像になりますので他の動画と差別化が出来ますし、高品質な画像を入手することが可能です。
無料サイト
1)Pixabay
私も非常にお世話になっているフリー画像・写真サイトです。
合計160万以上のファイルを保持しており、全て無料でダウンロードして使うことが出来ます。
フルHDの画像をフリーでダウンロード出来るのは非常にありがたいですよね。
基本的には著作権フリーで使用出来ますが、一部ライセンスが必要な画像もあるそうなので注意が必要です。
Pixabayはこちら
2)ぱくたそ
風景や人物の写真を会員登録不要でダウンロード出来るサイトになります。
2020年3月時点で27889枚の素材を保持しており国内最大規模のフリー素材ダウンロードサイトになります。
Pixabayにはファイル数では劣りますが、素材は日本人ベースなので外国人ではなく日本人の人物画像が欲しい場合はおすすめですね。
ぱくたそはこちら
3)イラストAC
イラストが欲しい場合はこのサイトです。圧倒的な素材数があり他のサイトで探しても見つからない素材もイラストACなら見つかるケースは多々あります。
会員登録は必要ですが登録作業は簡単なので是非利用出来るようにしたいサイトの1つです。
イラストACはこちら
4)いらすとや
一度はどこかで見たことのある絵のタッチだと思いますが、このサイトのイラストは全て無料で使用することが可能です。自分が欲しい画像のキーワードを入力すれば大抵それっぽいイラストが検索結果に表示されるので、こちらのサイトも非常に重宝しています。
いらすとやはこちら
有料サイト
1)shutterstock
業界トップの素材数を保持している超有名サイトです。
なんと5000万以上の素材が用意されており、どの画像も高品質なので失敗がありません。
その分素材1枚に対して数百円の利用料金が発生しますので、動画編集である程度収入が手に入るようになったら検討してみましょう。
shutterstockはこちら
2)PIXTA
PIXTAは日本企業が運営しているサイトなのでアップされている写真も日本人が中心です。
素材数ではshutterstockに負けますが、日本人素材の写真で差別化したい場合は一度確認して下さい。
PIXTAはこちら
音楽素材
音楽(BGM)については必須ではありません。撮影データ時の音源だけで成立する動画もけっこうありますからね。
ですが普段からYouTubeをご覧になられていたら気づくと思いますが、多くのYouTuberがBGMや効果音を入れていると思います。BGMや効果音を入れることで場面の情景が引き立ちますし、視聴者のマンネリ化を防ぐ働きがあります。
動画編集時に必須ではありませんが、必要に応じてBGMや効果音を挿入出来るスキルは必要になってくると思います。
音楽がダウンロード出来るサイトもいくつかご紹介します。
紹介するサイトは有名なサイトばかりなので、実際YouTubeでも使用されている音源が多いです。私も初めてこれらのサイトを知った時「あれ?この効果音どっかで聴いたことがあるぞ」っとなった記憶があります。
意外と世の中で使われている効果音も無料サイトで提供されている音源を使っているケースが多いこと知るきっかけになって面白かったですね。もちろん音楽サイトにも有料版があって、素材と同様有料版を使用すれば差別化することが出来るので利用する価値はあります。
有料で提供されている音源サイトもいくつかありますが、今回は初心者向けなので無料サイトをご紹介したいと思います。
1)DOVA-SYNDROME
全部で6000曲以上のBGMを無料でダウンロード出来る素晴らしいサイトです。
プロ・アマチュアのアーティストが個々にアップロードしている投稿型のサイトで実際Youtubeで使用されている楽曲も多く存在するので、ダウンロード数が多い楽曲は被ってしまう場合はありますが。。
DOVA-SYNDROMEはこちら
2)YouTubeオーディオライブラリ
意外と知られていないのですが、実はYouTube上に無料で使えるBGM・効果音がまとめてあるページがあります。
それが「YouTubeオーディオライブラリ」です。ここで提供されている音源は自由にダウンロードして使用することが出来ますので、試聴して気に入ったデータはダウンロードしておきましょう。
YouTubeオーディオライブラリはこちら
スマホで動画編集する時代が到来
最後はスマホになります。
動画編集ソフト・ツールもアプリ上からダウンロードして利用出来るし、スマホで動画撮影をしているYouTuberにとってはわざわざ動画ファイルをパソコンにエクスポートする必要が無いので便利なのかもしれませんね。
最近のスマホは撮影機材としてだけでなく動画編集機器としても活躍する時代になってきました。
スマホで動画編集が可能になれば、通勤中の電車内で動画編集が可能になりますし、外出や出張時に自宅からパソコンも持っていかずとも動画編集が出来るといったメリットがあります。
本記事では細かく触れませんが、今後YouTubeで動画編集をしていくなら必須のスキルになってきますので参考程度に読んでもらえると嬉しいです。
事実私もiphone11を使用していますが、実際に動画編集ソフトをダウンロード(しかも無料で)してパソコンを遜色無いレベルで動画編集出来ることを確認しました。
とりあえずご紹介しておきますが、以下3つのアプリがあればスマホで撮影した動画をそのまま編集してYouTubeにアップするという理想的な運用が実現可能となります。
以下のアプリはappleのappstoreで無料でインストール出来る動画編集ツールです。
・PhotoshopMix(写真・画像を編集するアプリ)
・Perfect Image(文字入れ・画像加工アプリ)
・ぼかし加工(画像をぼかして見栄えを良くするアプリ)
・プレミアラッシュ(動画データを編集・素材を挿入するアプリ)
テレビレベルの高度な編集が必要な場合はパソコンで編集する必要がありますがYouTubeにアップするVLogのような動画であれば問題無いと思います。
その他
YouTubeの動画制作する上で、顔出しをするかどうかは非常に悩ましいところかと思います。
一方、顔出ししない場合は、その動画のアイデンティティが保てず、インパクトに欠け、オリジナリティをどうしても出しにくいので、ファンが付きづらい欠点があります。
その際におすすめなのが、IRIAM (イリアム)というアプリです。
まとめ
パソコンやスマホを持っていない場合は10万以上の初期費用がかかりますが、今の時代パソコン、スマホを持っている人は多いと思いますのでディスプレイ、動画編集ソフト、外付けHDDなどを新規で購入するとして初期費用は6~7万円程度かと思います。
副業として始める場合、初期費用に6~7万円はちょっと高額ではありますがリターン(収入)も十分期待出来ますので挑戦してみる価値はあると思います。
自分で運営しているYouTubeチャンネルで収益が上がるまでは動画編集代行として編集テクニックを身に着けながら収入を得る選択肢もありますからね。
本記事を参考に動画編集を始める機材を集めてもらえると嬉しいです。