海外ではハプニングや失敗をして学ぶことも旅行の一部だと思っていましたが、今は情報が簡単に得られる時代なので知っていれば防げることもたくさんあります。
そこで今回は海外旅行での失敗体験談をご紹介させていただきこれから海外旅行へ行く方の参考になればと思います。
目次
旅先選びの失敗
秋のニュージーランド節約旅行
キャンプ大国のニュージーランドは無料や安いキャンプサイトがたくさんあるので、レンタカーさえすれば費用を抑えてニュージーランド一周を旅することができます。
私が旅行した時期は4月でニュージーランドは南半球に位置していますので日本とは真逆の季節となります。
つまり秋に旅行したのですが夜は凍えるほど寒くすべて無料のキャンプサイトに泊まる予定でしたが、寝袋追加しても車の中で寝ても寒さは変わらなかったので、結果的に半分以上ホテルやホステルへ泊まることになり節約旅行をあきらめました。
やはり寒さには勝てない!というのが今回の旅行で身に染みて感じたことでした。
教訓:キャンプを目的とした節約旅行ならば11月~3月がベストシーズン。
ロマンティックな旅行先
1人旅は自分の思うがままに動けて気楽な旅ができるのが大きなメリットですが、デメリットももちろんあります。
そのデメリットとはロマンティックな地域に行くと雰囲気に負け孤独を感じることです。
基本的に孤独を感じないからこそ1人旅をしているのですが、それでもやっぱり雰囲気に勝てることがなかった国はクロアチアのドゥブロブニクやマルタ共和国、ギリシャのサントリーニ島、イタリアのベネチア、キプロス共和国です。
その他多くロマンティックなエリアはありますが、この5つの国は誰かと一緒に行って正解・誰かと行きたかったなと思った場所でした。
美しく感動的な景色を誰かとシェアしたいという理由もありますが、ロマンティックな場所へ行くとレストランもオシャレで高いお店が多くまた1人だと入りづらいという雰囲気が漂っています。
また夜になるとバーやクラブが賑わうので友達がいたら行けたのに、、と何度か思ったことがあります。
気分的にはディズニーランドへ1人で行くような気分なのでロマンティックだなと予想される国へ行くときにはだれか誘っていくと楽しさ倍増です。
教訓:リゾート地へ行くときには誰かを誘うべき
オーロラ目的の旅行
オーロラ鑑賞できる国はカナダ・アラスカ、北欧、アイスランドが有名どころです。
特にアイスランドはピークシーズンなら街中でも気軽にオーロラが見れる場所でも有名な場所です。
私は9月頃アイスランドのレイキャヴィークに到着しました。
アイスランドのオーロラシーズンが始まったばかりなのですぐに見れるとは思っていなかったのでが、結果10日間毎晩遅くまでオーロラが出るのを待って粘っていましたが結局見れなくその場を離れることを決意しました。
本当なら何週間でも待ちたいのですがアイスランドの物価はとてもとても高いので1日延泊するたびにお金が飛びます。
それも踏まえてやっぱりオーロラが見れると言われているピークシーズンを狙った方が気持ちもお財布にも優さしく思えます。
教訓:オーロラは毎日でるものではないので余裕をもったスケジュールと時期と国選びが大切
旅先での失敗談
お金に関して
旅行先によってお金の持ち方は大きく異なります。
その中でも一番困った国は「イラン」です。
イランは外国人が使えるATMがなくお金を引き出すことが不可能です。
またクレジットカードも使用不可なので持ち込みした現金だけで過ごさなけれなりません。
現金はドルかユーロを現地通貨(リアル)に両替するしか方法はありません。
つまり日本円も両替できないのでドルかユーロに両替して更にリアルに両替しなければならないということです。
また公式レートと闇レートでは大きく差が開いていますので公式やホテルでの両替は損をしてしまう可能性があります。
私は400ドルを持ち込み旅をしていたのですが、予想以上に延泊をしてしまい最終的にギリギリになってしまい偶然出会った日本人に両替をしてもらいました。
このように手持ちの現金がなくなったらそこで終了なので余裕をもったお金の持ち方をすることをおすすめまします。
また反対にヨーロッパ旅行では現金を待ったく持たず・両替もせずに旅行をしていました。
このように旅行先のお金に関しては行く前にリサーチしておくことが大切です。
教訓:国によってお金の持ち方を変えることが大事
LCCの罠
安さが売りのLCCを私はいつも愛用していますが普通の航空会社よりも厳しい条件を設けています。
下記の航空会社はよく利用しているのですが少しのミスが命取りとなりお金を請求されてしまったことがあります。
AIRASIA
預け荷物が3キロオーバーで中身の取り出しも禁止されそのまま追加料金を請求されました。
RAIANAIR
飛行機に乗り遅れた為その場でペナルティとして50ユーロを払い新しい航空券も購入しました。
LCCは手荷物などに関してかなり厳しい条件を設けており航空会社にもよりますが大抵7キロから10キロ程度です。
ここの落とし穴はバックは2つまで持ち込み可能ですが2つの重さを合わせて7キロまで!ということが多いです。
このように細かい規定があるので事前にオフィシャルページのチェックはかかせません。
実は航空会社で規定は決まっているのですが見逃してもらったことやお願い事が叶ったことがありました。
チェックインカウンターの人の情で左右されることがあるので一度お願いしてみるのも良いかもしれません。
教訓:オフィシャルページで必ず条件を確認!
ホテル選び
ホテルを選んでいるときに5ドルでも10ドルでも安いホテルの方を選んでいましたが安いホテルは基本的に町から離れていることが多いです。
町から離れているということは決して悪いことだけではありませんが(騒音問題など解消される)
一日中観光地巡りをしていると疲れるため一旦ホテルで休みまた繰り出すことが多いので最低でもホテルと観光地を2往復していることが多かったです。
特にヨーロッパや北欧など交通機関の値段が高い場所だと往復の値段や時間を計算すれば結果損をしていること気が付きました。
それからは安さだけでは選ぶのではなく観光地から近くのホテルですと体力的にもとても楽なので少し高くても立地でホテルを決めることが多くなりました。
教訓:ホテル選びは立地優先で決める
国際キャッシュカード
短期旅行の場合海外のATMでも使えるキャッシュカード(PLUS・VISAマークがついているもの)を1枚だけ持ち旅行に出かけいました。
しかし現地でいつものようにお金を引き出そうとすると現金が出てきません。
カード会社に連絡するも口座自体に問題はなかったのでおそらく磁気が壊れている可能性があるとのことでした。
海外でお金がないというのは非常事態です。
海外旅行ではまさかここで!という事態に遭遇することがあるので準備不足は命取りとなります。
またここがヨーロッパであればクレジットカードだけで過ごすことができるの何も問題はなかったのですが、ここは西アフリカのベナン共和国だったのでクレジットカードが一切使えませんでした。
泊まっていた宿にも宿代を払ってくれないと追い出すぞ!と脅されていたのですが、偶然にもその宿に日本人がいたのでオンラインバンキングでその人の口座にお金を振り込み現地通貨でトレードできたので幸い大事には至りませんでしたが今でもひやっとした思い出です。
教訓:短期であろうと長期であると国際キャッシュカードは2枚持つこと
高山病
インドのレーとペルーのラパス・クスコは富士山ほどの標高がある都市のため高山病になる可能性の高い町です。
インドのレーに飛行機で到着した日に油断して通常通り観光をしたり歩きまわっていましたが翌日から頭が割れるほどの痛みを感じました。
幸い現地で高山病の薬を手に入れることができたので回復できましたが、高山病で亡くなる方は少なくないので本当に気を付けないといけない病気です。
しかし絶対に高山病になるということはありません。
現に私はラパスではかからずにそのままワイナポトシという6000m級の登山をしたけれど高山病にはなりませんでした。
しかし日本の2000mの山を登った時に高山病になった経験があります。つまり高度順応がカギとなります。
あらかじめ余裕のあるスケジュールを組むことと、到着した日から2,3日はゆっくり過ごす、水分をたくさんとるということが高山病を避ける秘訣です。
教訓:高山病の恐れがある都市や山へ行くときには薬を使用したり休息しながら徐々に高度順応させていく
両替
マニアックな通貨は他の国で両替するのが難しかったり、隣国でも政治的関係で両替不可な場合があります。
例えば日本人にもなじみのあるマカオですが通貨のマカオ・パタカは世界中さがしてもマカオでしか両替できできないので、多くの旅行者は香港ドルをマカオで使用しています。(マカオのカジノは香港ドルしか使えません)
しかし私は現地通貨パタカの方が少しだけレートがよかったのでパタカをメインに使用していました。
意外にもマカオでクレジットカードが使用出来なところも多かったため少し多めに両替してしまった結果パタカが余ってしまい、更にマカオで両替を忘れ香港空港へ着いてしまいました。
マカオを出たらパタカはただの紙切れとなりますのでこのような通貨の場合には注意が必要です。
教訓:お金は使い切るように調節・マカオでは香港ドルを使用しよう
長距離バス
バスでベトナム縦断している時に時々お昼休憩やトイレ休憩などがありバスを降りることができました。
そこで貴重品だけを持ち食事やトイレへ行きバスのもとへ戻るとバスがありませんでした。
まさかとは思いレストランの人に聞くとバスはもう出発をしたと告げられ一瞬私は凍り付いたのですがレストランの従業員が車でバスを追いかけてくれました。
かなり焦った事件だったのでそれ以降長距離バスに乗った時頻繁に自分の乗っていたバスがあるかどう確認する癖がつきました。
まさかということが海外(発展途上国)では起こりうるので油断は禁物です!
教訓:先進国以外のバスはかなりルーズであるため確認が必要
観光について
ノルウェイに旅行をした時、旅行の前後がバタバタしていて観光地を事前に調べることができずとりあえず宿だけ予約をし旅にでました。
到着してからもノルウェイ=フィヨルドしか頭になく街中観光とフィヨルドツアーでノルウェイ旅行を終わらせてしまった。
しかしその後ノルウェイの観光地を調べた時に、プレーケストーレンやブリッゲンなど素敵な観光地がたくさんありました。
あの時なぜ調べてその場所へ行かなかったのかと未だに後悔していますのでぜひ旅行先の旅情報は調べてその中で自分の行きたい場所を選んでください。
特に日本から地理的に遠い場所へ旅行する際は後悔のないような旅行にしてください。
教訓:下調べは素敵な観光地を見逃すことを防いでくれる
ビーチで1人
ビーチにも色々種類があります。
砂浜のビーチで日焼けを楽しんだり海に入ったり、お酒を飲んだりできる施設やレストランがあったり、いわゆる『有名な海外のビーチ』へ行く場合1人だと泳いでいる時に荷物をビーチに置いていくので盗難の恐れがあります。
荷物は極力もっていかないようにしたいのですが、このようなビーチだとお酒や飲み物を買ったりパラソルや椅子などもレンタルしたりするので、現金を持って行かないと楽しくありません。
また最近のビーチではwifiも完備されていたりビーチの写真も撮りたいのですが、スマホも持って行きたいのですが一人だとやはり持って行くのはためらってしまいます。
以前、殺風景なビーチでタオルだけもって1人で泳ぎに行ったのですがビーチサンダルですら盗まれたことがあったので、最近では砂の中にビーチサンダルを隠すようになりました。
やはり友人と行くと交代で荷物番が出来るので思い切ってビーチを堪能することができます。
教訓:ビーチは誰かと行くと盗難を防ぐことができる
ノープランな旅行
ノープランで旅行と聞くと気ままでワイルドな旅行のスタイルだと思われがちです。
チリを縦断中私も実際ノープランで旅をしていた時期がありましたがスマホの充電は切れ今自分がどこにいるのかも分からない時もありました。
ある日到着すると全く宿泊所のない場所に到着してしまいそこが終点だと知らされました。
なんとなくいつもは町についていたので泊まる場所は確保できていましたが、そこは田舎すぎて民家しかありませんでした。
ですが野宿するようなテントセットはもっておらず途方にくれていたのですが、片っ端から泊まらしてくれと頼み民家を回りました。
チリ人はとてもやさしかったのですぐに宿泊所が決まりました。
聞こえがいいノープランでもせめてどこの町に着くかは決めておいた方がよかったなと思いました。
教訓:ノープランでも宿だけは確保すれば安心
まとめ
いかがでしたでしょうか。旅行には失敗がつきもの!だと思っていたのですが避けれることは避けたほうがいいですよね。
パッケージツアーならば失敗も少ないので海外旅行に少しでも不安があればツアーに参加すれば心置きなく旅を楽しむことができます。
また個人旅行の場合でも私の失敗談を参考に素敵な旅行にしてください!