新幹線は遠い距離でも新幹線特有の素早さを活かし、早く移動することができるため「旅行」や「出張」などで頻繁に使用される公共交通機関の一つですが「乗車料金が高い」点に悩むことが多いと思います。
新幹線を利用する機会が多い方は「新幹線の料金が安くなる裏技」を知ることで、金を少しでも節約することができます。
ここでは、新幹線を利用するときに少しでも料金を減らすことができる裏技や新幹線の仕組みなどの「新幹線をお得に利用する方法」を詳しく紹介していきたいと思います。
少しでも新幹線の料金を安く抑えたいと考えている方は、是非チェックしてみてください。
目次
新幹線料金の基本
あなたは新幹線の料金の仕組みを知っていますか?
新幹線の料金は「いつ乗っても同じ」ではなく、料金が変動することがあります。
新幹線の割引方法や安く乗るためにはどうすればいいのか?という点をチェックする前にまずは新幹線の料金の仕組みの基本的な知識からおさらいしていきましょう!
新幹線の料金の仕組みについて少しでも知っておくと、新幹線を利用するときに役に立ちます。
新幹線の料金は「新幹線の種類」や「座席の種類」「乗る時期」によって料金が異なります。
乗る時期によって料金が変わる
新幹線の料金は「閑散期」「通常期」「繁忙期」と呼ばれる時期によって料金が異なります。
閑散期は200円引きの料金で乗ることができ、それに反して繁忙期は運賃が200円アップします。
通常期の運賃は通常の料金のまま変わることはありません。
主にこの三種類の時期に分類することができ、各時期によって料金が違うことを把握しておくようにしましょう。
時期による目安
- 閑散期:旅行シーズン以外の平日(2月、6月、11月など)
- 繁忙期:お正月・夏休み・ゴールデンウィーク・長期休み
- 通常期:閑散期、繁忙期以外の平日や週末
※詳しい時期による料金の違いはJR公式サイトのFAQを確認するようにしてください
座席ごとの料金の違い
新幹線の座席には「指定席」と「自由席」の二種類の座席がありますが、この座席にも料金の違いがあります。
自由席は誰でも座ることができる席なので、場合によっては座れない可能性も高くなりますが指定席と比較すると料金は安くなります。
指定席は自分が席を指定して乗ることができ席を確保することができる分、料金は自由席よりも高くなります。
座席の料金が高くなる分、新幹線での時間が快適なものにはなりますが乗り心地に伴い「料金が高くなる」という点も把握しておきましょう。
新幹線の種類の料金の違い
新幹線には様々な種類があり、それぞれの新幹線に名前がついています。
乗る新幹線の種類によっても料金が異なり「はやぶさ」「こまち」「のぞみ」「みずほ」の料金は通常の新幹線よりも料金が高くなります。
新幹線を格安で乗る方法
新幹線=乗車料金が高いというイメージを持たれることが多く、利用を避ける方もちらほら見られますが、実は新幹線を利用する前に知っておいていただきたい「料金を安くする方法」が意外にもたくさんあります。
ここからは、各種新幹線の乗車料金を格安にする方法をご紹介していきたいと思います。
どの方法も新幹線を利用する方であれば誰でも実践できる方法なので、是非試してみてください!
エクスプレス予約で新幹線の予約をする
エクスプレス予約で新幹線の予約を行うと、普通に切符を買うよりも1000円ほど安くなります。
このエクスプレス予約が新幹線を一番安く利用できる方法なので、新幹線の乗車料金を安くしたいと考えている方はエクスプレス予約の利用をオススメします。
エクスプレス予約はインターネットで新幹線の予約を行うことができるサービスで「JR東海エクスプレスカード」「J‐WESTカード」のどちらかに入会して会員になるか、一般のクレジットカードに「エクスプレス特約」の機能を付けることで利用することができます。
エクスプレス予約は1080円の年会費がかかってしまいますが「ネットから簡単に予約をすることができる」「好きな座席を選ぶことができる」「予約後の変更も柔軟に対応してくれる」「新幹線の指定席の割引がある」「貯まったポイントでグリーン車を利用することができる」などの年会費以上のメリットが望めるサービスなので、新幹線を頻繁に利用する方にはオススメのサービスです。
エクスプレス予約を利用したときの料金比較
- 東京‐新大阪の往復通常料金:37,000円
- 東京‐新大阪をエクスプレス予約で利用した割引往復料金:34,840円
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貯まった「グリーンプログラム」は、普通車指定席の値段でグリーン車に乗るために使用することができます。
貯まったポイントを使って乗車料金を安くすることができる点も含め、新幹線の乗車料金を格安にするために「エクスプレス予約」は必須であると言えます。
東海道新幹線を格安で乗る方法
他の新幹線と比較すると割引が少ない東海道新幹線ですが、少しでも乗車料金を安くすることは可能です。
下記では東海道新幹線を格安で乗る方法をご紹介していきます。
詳しくはこちらをご確認ください。
【2024年版】東京~大阪を東海道新幹線で最安で移動する方法|格安料金・割引・キャンペーン「ぷらっとこだま」を利用する
東海道新幹線を格安で乗る方法で一番オススメなのが「ぷらっとこだま」を利用する方法になります。
ぷらっとこだまは利用する前日までに「特定されているこだま号」を予約することで料金を安くすることができるサービスで、ぷらっとこだまを利用すると通常かかる料金よりも25%ほど料金が安くなります。
ぷらっとこだまは「グリーン車」の予約をすることもでき、こちらも通常料金から料金が割り引かれるためグリーン車に格安で乗ることができます。
ぷらっとこだまはJR東海ツアーズが販売している東海道新幹線の料金を格安にすることができる魅力を持つプランです。
ぷらっとこだまは料金を格安にすることができるメリットもありますが、もちろんデメリットもあるため利用する前にはメリットとデメリットを把握しておくようにしましょう。
- こだまの指定席の料金を安くすることができる
- グリーン車指定席の料金がとても安い
- ドリンクが一杯無料でついてくる
- 乗車できる新幹線の種類がこだま号のみ
- 他の割引を使うことができない(学割やシニア割など)
- キャンセル、時間変更ができない
- 当日予約不可、前日までに購入する必要あり
ぷらっとこだまを利用したときの料金比較
- 東京‐新大阪(のぞみ号)の通常料金:14,450円
- 東京‐新大阪(ひかり・こだま号)の通常料金:14,140円
- 東京‐新大阪をぷらっとこだまで利用した割引金額:10,500円
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ぷらっとこだまについては、JR東海ツアーズ公式HPを参考にしてください。
新幹線の回数券をばら売りで購入する
新幹線の回数券を金券ショップで購入すると、通常料金よりも5~10%安く購入することができます。
(※金券ショップごとに値引き率は異なる可能性があります)
新幹線の回数券の料金比較
- 東京‐新大阪の通常の片道料金:14,450円
- 東京‐新大阪の回数券の料金:約13,000円
回数券は82,140円(6枚綴り)で販売されており、通常どおり買っても1枚当たり「13,690円」になるため760円安くなります。
JR東海ツアーズ「日帰り1day」を利用する
東海道新幹線を日帰りで利用する場合は「日帰り1day」というプランを利用することで料金を安くすることができます。
このプランにはお土産などに使用することができる「1000円ほどの金券」も付属しているため、お得なプランになっています。
「日帰り1day」はJR東海の公式ホームページから簡単に購入することができるため、東海道新幹線を日帰りで利用される方は、この「日帰り1day」で新幹線に乗ることをオススメします。
日帰り1dayを利用したときの料金比較
- 東京‐新大阪の通常の往復料金:28,900円
- 東京‐新大阪の日帰り1dayの料金:21,400円
エクスプレス予約やスマートEXの会員である場合は「EX早得」での予約がオトク!
エクスプレス予約の会員やスマートEXの会員のみ利用することができ、「EX早得」は三日前に予約を行うことで新幹線の乗車料金を格安にすることができるサービスです。
スマートEXは無料で会員登録を行うことができるため、新幹線に乗る予定が決まっている方は、これを機にスマートEXに登録してみてください。
スマートEXの公式サイトはこちら
EX早得を利用したときの料金比較
- 東京‐新大阪の通常の片道料金:14,450円
- 東京‐新大阪のEX早得の料金:11,000円
東北新幹線を格安で乗る方法
東北新幹線を格安で乗るために一番オススメの方法は「えきねっとトクだ値」を利用する方法になります。
下記では「えきねっとトクだ値」をはじめとする、東北新幹線の料金を格安にする方法をご紹介していきたいと思います。
えきねっとトクだ値を利用する
えきねっとトクだ値はJR東日本のWEBサイトである「えきねっと」の会員のみ利用することができる限定チケットになります。
えきねっとトクだ値は「乗車券と指定席特急券」がセットになっているチケットで、通常の料金と比較すると10~15%割引されている料金になります。
予約は前日までに行っておくことが理想的ですが、当日の午前1時40分まで受け付けており、予約と購入にはクレジットカードが必須になります。
えきねっとトクだ値はJR東日本が提供している「えきねっと」という新幹線のきっぷをネット予約することができるサービスで、購入することができる割引きっぷのことを指します。
えきねっとトクだ値を利用することで最大約50%の割引をうけることも可能ですので、東北新幹線を利用する際には役立てて活用していきたいサービスですね。
- 東北新幹線を安く利用することができる
- わざわざきっぷを買いに行く必要がない(長い列に並ぶ必要がない)
- 入会費や年会費は一切なし
- 必ずクレジットカードが必要(現金購入不可)
- 割引された値段で購入できるのは「指定席のみ」
- 途中で下車することができない
- 利用区間が限られている
- きっぷを受け取った後にキャンセルする場合はキャンセル料が発生する
- 乗り遅れた場合は特急券が無効になる
- 学割を使うことができない
- 人気の車両はすぐに売り切れてしまう可能性がある
- きっぷを受け取った後に変更をすることができない
入会費や年会費が一切かからないため、東北新幹線を利用する場合はえきねっとトクだ値を利用してみてはいかがでしょうか?
えきねっとトクだ値を利用したときの料金比較
- 東京‐仙台の通常の料金:10,890円
- 東京‐仙台のえきねっとトクだ値の料金:9,790円
※詳細はえきねっとをご確認ください。
モバトクを利用する
モバトクはモバイルSuicaで利用することができる特急券で、モバイルSuicaの会員だけが利用することができるサービスになります。
区間によって割引される額に多少の差はありますが、自由席を普通に利用するよりも料金を安くすることができるのは確実です。
モバトクを利用したときの料金比較
- 東京‐仙台の通常の料金:10890円
- 東京‐仙台のモバトクの料金:9,970円
JR東日本株主優待券を利用する
東北新幹線を利用する際に「JR東日本の株主優待券」を窓口に提出することで、新幹線の料金が割り引かれます。
一度に利用できる枚数は二枚までと定められており、割引は株主優待券一枚ごとに「片道の料金が2割引き」されます。
JR東日本株主優待券を利用したときの参考料金
- 株主優待券を1枚利用した場合:片道14,450円→13,000円
- 株主優待券を2枚利用した場合:片道14,450円→11,560円
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週末パスを利用する
週末パスは名前の通り「週末のみ販売されている」お得なきっぷです。
週末パスを利用することができる区間は、くりこま高原以南のJR東日本のエリアで新幹線に乗る場合は別で特急券を購入する必要がありますが、総合的に見ると13%ほどの割引率になるため普通に購入するよりもお得であると言えます。
■週末パスの料金について
週末パスは大人が8,730円で子供が2,560円
週末パスを利用する場合は「東京‐福島」「東京‐長岡」を往復することで元が取れる値段設定になっています。
JR新幹線+宿泊セットプランを利用する
JR新幹線+宿泊セットプランは新幹線のチケットとホテルでの宿泊がセットになっているプランで、出発する三日前までに予約をする必要があります。
別でホテルの予約や新幹線のチケットを購入するよりも安くなるため、オススメのJRのプランになります。
JR新幹線+宿泊セットプランの料金の参考
- 首都圏発→北陸行き:24,100円~41,800円
- 首都圏発→大阪行き:20,800円~46,800円
- 首都圏発→京都行き:19,800円~42,200円
- 首都圏発→広島行き:24,350円~58,300円
詳細はこちら
さらに、こういったセットプランは各社提供していて、特に「えきねっと」「じゃらんパック」を利用する場合は、「ハピタス」というポイントサイト経由で申し込むと現金キャッシュバックを受け取ることができるので、おすすめです。
例えば、えきねっとを利用する場合は、申込み金額の4.2%がポイントバックされます。
ハピタスは1ポイント1円で交換できるので、50,000円のツアーを申し込むと実質3,000円割引になります。
じゃらんであれば、1.5%還元。
こちらであれば550円分還元されます。
こういったセットプランを利用する場合は、必ずポイントサイト経由で申し込むようにしましょう。
ハピタスは以下からアクセスすることができます。
新幹線Wきっぷを利用する
東北新幹線で「近距離~中距離」を利用する方に向いている方法が「新幹線Wきっぷ」になります。
東北新幹線の自由席を利用することができ、割引率は25%ほどの割引をしてもらうことができます。
(※割引額は区間や時期によって多少の差が発生する場合があります)
新幹線Wきっぷの料金
- 仙台市内→会津若松/喜多方:9,780円
- 仙台市内→郡山:7,800円
- 仙台市内→福島:4,620円
- 仙台市内→古川:3,000円
- 仙台市内→くりこま高原:5,460円
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山陽新幹線を格安で乗る方法
山陽新幹線は関西から九州方面へ向かうきっぷの割引サービスはたくさんありますが、広島など方面に向かう山陽エリアへのきっぷの割引は少なく、通常料金で支払うケースが多くなります。
下記では山陽新幹線を少しでも安く利用するために「格安で乗る方法」をまとめました。
バリ得こだまを利用する
前日までに定められている「こだま号」を予約するだけで、通常料金から最大50%OFFしてもらえるのが「バリ得こだま」になります。
バリ得こだまは「1名から利用することが可能」で「片道だけの利用も可能」なツアーです。
バリ得こだまは新幹線のきっぷではなく、旅行会社から提供されている「ツアー」であるため通常の切符とは少し異なる点が発生しますが、その点にさえ把握しておけばとてもお得に山陽新幹線を利用することができます。
- 前日までに「日本旅行」でバリ得こだまを購入しておく必要がある
- 列車の変更や座席の変更をすることができない
- 乗り遅れた場合はツアーが無効になる
バリ得こだまを利用するときの料金比較
- 新大阪‐博多のみずほ・のぞみ号の通常料金:15,310円
- 新大阪‐博多のさくら号の通常料金:15,000円
- 新大阪‐博多のバリ得こだまの料金:7,500円
スーパー早特きっぷを利用する
スーパー早得きっぷは、JR西日本のネット予約の「e5489」「JR九州インターネット列車予約」専用のチケットになります。
スーパー早得きっぷを利用するためには「J‐WEST会員」になるか「JR九州WEB会員」になる必要があり、会員以外の方は利用することができません。
スーパー早得きっぷを利用することで通常の料金よりも33%ほど安くなります。
会員登録は無料で行うことができるため、是非会員登録を行ってみてください。
ただし、スーパー早得きっぷは山陽新幹線を利用する際に必ずチェックしておきたい割引の一つですが、利用するときに注意していただきたいポイントがあります。
下記でスーパー早得きっぷを利用するときの注意点をまとめていますので、利用する前に必ず確認していただければ幸いです。
- 利用できる区間が決められている
- 座席の数に限りがあるため早めの予約が必要
- 購入後に変更は一切できない
- 利用区間が限られている
- 利用する14日前までに購入しなければならない
- 新幹線を利用する人が多い期間はすぐに売り切れてしまう
スーパー早得きっぷを利用したときの料金比較
- 新大阪‐博多の通常の片道料金:15,310円
- 新大阪‐博多のスーパー早得きっぷの料金:10,290円
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北陸新幹線を格安で乗る方法
北陸新幹線は東京と北陸を素早く直通で移動できる便利な新幹線ですが、上記でも紹介してきている通り「乗車料金が高い」点が難点です。
乗車料金が高い点が難点ですが、他の新幹線と同様に北陸新幹線にも格安で乗ることができる方法があります。
下記では北陸新幹線に格安で乗るためのオススメの方法を紹介していきたいと思います。
eきっぷを利用する
eきっぷは「e5489」から当日購入もすることができる「J‐WESTカード会員限定」の割引きっぷになります。
ただし、eきっぷで割引の対象になるのは「特急券部分のみ」なので別で乗車券を購入する必要がある点は要注意です。
eきっぷは北陸新幹線の自由席・指定席・グリーン車・グランクラスの料金を安くすることができ、約700円~最大2千円の割引をしてもらうことができます。
eきっぷを利用するときの料金の参考(指定席の場合)
- 富山~東京間:12,730円→12,090円
- 金沢~東京:14,120円→12,090円
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新幹線ホテルパックを利用する
新幹線ホテルパックは新幹線の往復券+宿泊を同時予約することで料金が格安になり、北陸新幹線の割引の中では一番割引率が高い格安方法です。
新幹線ホテルパックは、出発の三日前までにネット予約をする必要があるため、その点だけ注意していただければと思います。
宿泊をすることが決まっている方は「新幹線ホテルパック」を利用することで北陸新幹線を安く利用することができます。
人数は一名から利用することができるため、一人旅にもオススメされています。
一名からの利用もできますが、新幹線ホテルパックは二名以上で新幹線を利用するときにも料金が格安になるため、どのようなケースでも大活躍する割引パックです。
新幹線ホテルパックを利用したときの参考料金
- 東京‐新大阪の例:20,800円~40,500円
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その他の料金を格安にする方法
ここまでは各新幹線それぞれの格安方法を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?ここからは、上記で紹介した以外の格安方法を紹介していきます。
ここから紹介する方法は全ての新幹線に対応している方法なので、どの新幹線に乗る場合でもチェックして把握しておきましょう!
えきねっと学割を利用する
上記でも登場した「えきねっと」には学割のサービスもあり、このえきねっと学割を利用することで通常の料金から20%の割引をしてもらうことができます。
新幹線の料金は学生が払うには高額で苦しい部分があると思いますが、えきねっと学割を利用して節約しながら旅行を楽しむことができます。
- 割引されるのは特急券だけ
- 移動距離が101km未満の場合は学割が適用されない
- 学割できっぷを購入する際には学生証が必要
- 特急券は対象外・乗車券のみ割引が適用されます
えきねっと学割を利用するときの料金比較
- 東京‐名古屋の学割なしの通常料金:10,360円
- 東京‐名古屋の学割ありの割引料金:9,100円
大人の休日倶楽部ミドルカードを利用する
大人の休日倶楽部ミドルカードは「男性50歳~64歳」「女性50歳~59歳」までの方が申し込みをすることができるクレジットカードを利用することで、JR東日本・JR北海道のきっぷが何度でも5%割引されるサービスになります。
回数に制限がなく「何度でも割引してもらうことができる」点が大きな魅力ですが、利用する際には「片道・往復・連続で201km以上利用すること」が条件として定められているため注意してください。
また、割引が適用されない期間もあるため注意する必要があります。
■大人の休日倶楽部ミドルカードの割引を受けられない期間
・4月27日~5月6日
・8月11日~8月20日
・12月28日~1月6日
大人の休日倶楽部ジパングカードを利用する
大人の休日倶楽部ジパングカードは大人の休日倶楽部ミドルカードよりランクが上のクレジットカードで「男性65歳以上」「女性60歳以上」の方が申し込みをすることができます。
この大人の休日倶楽部ジパングカードを利用することでJR東日本・JR北海道のきっぷが何度でも30%割引されます。
大人の休日倶楽部ミドルカードと同様に片道・往復・連続で201km以上利用することが条件として定められており、割引が適用されない期間もありますが、そのデメリットを上回るメリットとも言える「割引率」は大人の休日倶楽部ジパングカードの大きな強みです。
■大人の休日倶楽部ジパングカードの割引が受けられない期間
・4月27日~5月6日
・8月11日~8月20日
・12月28日~1月6日
回数券を利用する
同じ区間を頻繁に利用する方は回数券を購入するとお得に利用することができます。
回数券は通常料金よりも一回当たりの料金が安くなるため、短い期間で利用する方は回数券を購入して新幹線を利用してみてください。
■回数券が対象ではない期間
・4月27日~5月6日
・8月11日~8月20日
・12月28日~1月6日
回数券を利用したときの料金比較
- 東京‐姫路の1回あたりの通常料金:16,160円
- 東京‐姫路の回数券を利用した1回あたりの料金:14,970円
タッチでGo!新幹線を利用する
タッチでGo!新幹線はJR東日本エリアの一部の区間で利用することができ、手持ちの交通系ICカードで新幹線の自由席を格安で利用することができるサービスになります。
年会費は必要ありませんし、新幹線の料金も安くすることができる良心的なサービスです。
■タッチでGo!新幹線を利用するときの注意点
タッチでGo!新幹線は手持ちの交通系ICカードで手軽に新幹線を利用できますが、利用するときに知っておいていただきたい注意点があります。
タッチでGo!新幹線を利用するときには下記の注意点を把握しておくようにしましょう。
- 交通系ICカードが無いと利用することができない(Suica/PASMO/ICOCAなど)
- 手持ちの交通系ICカードに券売機で利用登録をする必要がある
- 利用できる区間が決められている
- 指定席やグリーン車に乗ることができない
- 全席指定席の「はやぶさ号」「かがやき号」「こまち号」には乗れない
- 領収証の発行がされない
指定席やグリーン車を利用することができない「タッチでGo!新幹線」は全席指定の新幹線に乗ることができない点が惜しい点になりますが、自由席でも快適に利用することができるため是非タッチでGo!新幹線を利用してみてください。
■タッチでGo!新幹線を利用する流れ
⑴利用開始登録を自動券売機で行う
⑵利用開始登録を済ませた交通系ICカードで自動改札を利用する
⑶在来線乗車駅から新幹線乗車駅までの在来線運賃を残高から自動精算して新幹線改札へ入場→タッチでGo!新幹線の料金を残高から自動精算して新幹線改札を出場
■タッチでGo!新幹線の料金について
タッチでGo!新幹線は各乗車料金から最大240円の割引を受けることができます。
タッチでGo!新幹線はシンプルな割引制度の「200円引き」を基本としている割引サービスになるため、他のサービスと比べると割引率が低くなります。
新幹線に安く乗るために知っておきたい知識
新幹線の料金はとても「高いもの」で新幹線の料金を少しでも安くするためには、まず「新幹線をよく知ること」が重要になります。
新幹線の料金の仕組みや各新幹線の格安に乗る方法だけでなく、それ以外にも新幹線を安く利用するために知っておきたい知識がありますので、下記ではそちらを紹介していきたいと思います。
クレジットカードで新幹線のきっぷを購入する
クレジットカードの一括払いできっぷを購入するとクレジットカードのポイントを貯めることができるため、きっぷはクレジットカードだけでなく現金で購入することもできますが、新幹線のきっぷは現金で購入するよりもクレジットカードで購入する方が確実にお得です。
新幹線に乗り遅れたときは「払い戻し」がある!
新幹線を利用するときに乗り遅れで「2時間以上遅れてしまった場合」は払った特急料金を払い戻ししてもらうことができます。
乗り遅れてしまった場合に全額が無駄になってしまうことがないように、払い戻しの仕組みがあるということだけでも知っておいた方が、損をせずに済みます。
東海道・山陽新幹線では「スマートEX」を利用してオトクに乗ろう!
新幹線のネット予約サービスは「エクスプレス予約」がありますが、エクスプレス予約は年会費がかかってしまうため気軽に利用をすることができなかった方もおられるのではないでしょうか?
スマートEXは「東海道・山陽新幹線」をネット予約することができるサービスです。
誰でも会員登録をするだけで利用することができ、年会費が「無料」でスマートEXを使うことで通常の値段よりも「約200円」安い値段で新幹線に乗ることができます。
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登録後すぐに利用することができ、当日の予約も可能で「予約変更」を何度行っても手数料は一切かかりません。
【対応しているクレジットカード】
・JCB
・VISA
・MasterCard
・AMEX
・Diners
・J‐WESTカード
また、対応している交通系ICカードの数も豊富で「Kitaca」「PASMO」「Suica」「manaca」「TOICA」「PiTaPa」「ICOKA」「はやかけん」「nimoca」「SUGOKA」の10種類になります。
その他にも「モバイルSuica」「ApplePay」にも対応しています。
【スマートEXを利用するときの流れ】
⑴スマートEXに会員登録する
⑵スマートEXでネット予約をする
⑶スマートEXに登録している交通系ICカードですぐに乗車
このようにスマートEXは登録後すぐに利用することができ、チケットがなくても登録した交通系ICカードで「チケットレス乗車」を行うことができます。
新幹線を頻繁に利用する機会がある方は「スマートEX」の登録を行うことで、新幹線の料金を安くすることができます。
年会費も無料で予約変更の手数料もかからないため、気軽に利用することができる点も大きなメリットです。
普通にチケットの予約を行っている方は、是非スマートEXに登録して新幹線の料金を安くしてみましょう!
新幹線に乗る前に新幹線の割引方法を事前にチェックしておくようにしよう!
新幹線の料金は決して安いものではありません。
高いからこそ「割引方法」や「安くなる裏技」を事前にリサーチしておく必要があります。
今回紹介した方法を実践していただくだけでも、今までより「安く」新幹線を利用することができます。
早く望んでいる場所に移動できる新幹線は移動手段として、とても便利ですが料金が高い点がデメリットとして考えられがちです。
そのデメリットは自分の力で減らすことができますので、新幹線を利用するときは少しでも安くなるように割引方法をチェックしておいてくださいね。